A

□争奪レース
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思いもよらない通り雨


そして立海R陣の殴り込み乱入


ひょんな事からアイスと紗奈華の過去やトラウマが明らかになった


本来の目的であるお使いも終わった


そろそろサヨナラかと思いきや直接対決に発展


勝負を吹っ掛けた六角Rの目的と言うと───











紗奈華「ちょっ、ちょっと待ってよ!ウチに貰うってどういう事?」

葵「え?ヤだな〜紗奈華さん、そのままの意味に決まってるじゃないですか」

紗奈華「そのままってまさか…」

佐「勘の良い紗奈華は分かったみたいだけど‥アイスは分かったかな?」

アイス「う〜んと、紗奈華と私がお引っ越しってこと?」

亮「フフッ…珍しく冴えてるね。よく出来ました(撫」

黒「まあ正確に言うと移籍だけどな」

アイス「移籍?」

紗奈華「分かりやすく言うと皆の狙いはアタシ達を六角のマネージャーにするつもりなのよ」

アイス「ええっじゃあ立海を辞めて六角に転校するってこと!?」

紗奈華「まあそうなるわね」

アイス「それって大変じゃん!!折角慣れてきたのに!!」

ALL「気付くの遅っ!」

アイス「転校ばっかりしてたらお友達100人計画のやり直し‥そしたら名前と顔とかも全部覚え直さなきゃだから大変だよぅ;;」

ALL「大変ってそこ!?」

佐「アイスはやっぱり何かズレてるね」


鋭い紗奈華は現状を把握するのに時間はかからなかった


逆に鈍いアイスは何処かズレた思考だが何とか把握



アイス「でも急にそんな事言われても…」

亮「アイスは嫌なの?未来の事も考えてみれば納得するよ」

アイス「未来?」

亮「もし僕達が勝って二人がウチに来るとするでしょ?そしたら僕と紗奈華が結婚して、アイスと淳が結婚したら大好きな人達とずっと一緒に居られるから皆が幸せになるんだよ?」

アイス「皆が幸せに?そっか!悪くないかも」

亮「ね♪」

ALL「Σ洗脳されてる!?」


巧みな話術に惑わされる


紗奈華「ちょっと待った!勝手なこと吹き込まないでくれるかしら?」

幸「未だ分かってないみたいだけど紗奈華は俺のだよ。それに俺達が君たち何かに負けるはずがないじゃない」

仁「アイスの心を取り戻すには勝つしかなかね」

丸「誰の嫁にもやんねーよ」

葵「でも勝負って何するの?」

切「そりゃ勿論テニスっしょ!」

柳「ウチの勝利は100%揺るがないな」

紗奈華「ソレだったら面白くないわ。アタシに任せなさい」



正々堂々試合で決めよう!


かと思いきや紗奈華が名乗りをあげる


試合じゃなけりゃ何するの?
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