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□バスロマンス
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魔王率いる立海R陣に内緒で六角へお使いへ
勢い良く出てきたが初っぱなから迷ってしまった
頼りの地図は役立たず
唯一の移動手段はバス
だけどもバス停が見当たらない
そんな困り果てた二人に救世主が現れた
新たなお供を引き連れて停留場を目指す御一行
気を取り直して任務を遂行させよう!
アイス「父さん妖気です。甘くて香ばしい素敵な香りが漂っています」
神「父さんって俺?妖気じゃなくてただのカフェだよアレは」
アイス「もう!鬼太郎ってばノリ悪いよぅ…つまんない」
紗奈華「あらあらフラれちゃったわね、アイスはノリがいい人が好みだから」
神「何!?」
伊「アキラ脱落。赤ずきんはつまんない男は嫌い…ね、学習学習」
付近のカフェから漂う甘い香りの誘惑
アイス「わっ、お隣はジェラートだ!美味しそう」
紗奈華「その真横のクレープ何かもよくない?此処はスイーツ天国ね」
杏「どれも女心を擽るモノばかり!!どれにしよう…」
アイス「私決めた!ねぇ大仏さん、チュロスが食べたいな!」
橘「え?」
紗奈華「アタシもクリスピードーナツが欲しいわ大仏様!」
橘「欲しいって…ええ!?」
アイス・紗奈華「ゴチになります!!」
神「Σ橘さんにたかるな!!」
キョロキョロ見渡しながら互いに食べたいモノを絞り抜く
決まれば即座に仏の橘に挙っておねだり
一見は両手に花
杏「チャンスよ兄さん!アイス先輩とお姉様のお願いを叶えてあげたら好感度上がるわよ」
橘「いや奢ってやりたいのは山々なんだが今月はピンチで;;」
アイス「ピンチって?」
紗奈華「あら本当。意外に持ってないのね…でもギリギリ足りるわよ?」
神「お前は鬼か!」
悲しいお小遣い事情
すかさず紗奈華が財布の中身をチェックする
リアルに寂しい中身だが、黒ずきんちゃんは容赦なし
紗奈華「ごめんなさいね。無理にとは言わないわ…でも此処でなけ無しの小遣いを叩いてくれる男って素敵よね」
橘「そ、そうか?」
紗奈華「えぇ…だけどピンチなんでしょ?諦めるわ」
橘「や、その必要はない。俺も男だ…何でも好きなモノを奢ってやろう!」
紗奈華「あら良いの?今のあんた素敵よ♡有り難う(チョロいわね←」
橘「男に二言はない//」
伊「…何か良いように使われてる!?黒ずきん恐るべし…」
紗奈華の素敵発言に惑わされる橘さん
全ては愛ゆえの自爆