A

□コンビネーション
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アニマル騒動があった翌日


半獣化した一部の面々は時間の経過と共に元の姿を取り戻しかけていた


後一週間程で月も変わり、途中参加組がこの合宿に合流してくる


賑やかになると合同トレーニングや試合等が増える故に今後のスケジュールを練ることに


朝食を済ませた後にアイスと紗奈華は各校の部長達と食堂で練習前のミーティングを行っていた


幸「合流後の試合の詳細は顔合わせの時に決めるとして、今日から合同練習でも始めようか」

手「そうだな。丁度4校揃っているから綺麗に割れる」

白「ほなトレーニングの組み合わせとメニューは日替わりにしたらええな」

跡「だとすると初日はどこと一緒にやるかが問題だな。それにアイスと紗奈華の振り分けだ」

紗奈華「アタシは比較的に可愛い子が多く居る所にしか着かないわよ」

幸「ビジュアル重視!?」

アイス「私はリョーマと不二子ちゃんが居なかったら何処でも良いよ」

手「青学は全面拒否!?」


真面目な話し合いに対して相変わらずの二人に思わず絶句


予定よりも担当を決める方が困難だ


紗奈華「折角だから担当はデザートの残りのマカロンを使ってロシアンマカロンで決めない?」

幸「それって俺達が食べるの?」

紗奈華「勿論。アタシの特製激辛ジャムを試してみたいの」

アイス「特製って何が入ってるの?」

紗奈華「今回は特別にインドネシア産のキャロライナ・リーパーにトリニダート・スコーピオン、チャベ・ロンボックよ!どれもハバネロの何倍もスパイシーな代物なの」

幸「ふふ、紗奈華のお手製なら喜んで」

手「当たれば舌が機能しなくなるかもしれないな」

白「タチの悪い罰ゲームやん」

跡「過激すぎだろ」

紗奈華「激辛2つがアタシでノーマル2つがアイスね。潔く選びなさい」

幸跡白手「・・・・・・・・・・・・・・・」


急遽始まったロシアンマカロン


紗奈華を当てたい幸村や跡部にはデンジャラスなリスクがついてくる


アイスに当たりたい白石と手塚はノーマルを選ばないといけないが半分は激辛


テーブルの真ん中に置かれたお皿に悩みまくる面々


チョイスに時間が掛かりそうなので暇をもて余した二人は仲良く皆の待つコートに向かう


紗奈華「皆の半獣化の姿も昨日で終わりか…ねぇ、あのアニマオイルはどうしたの?」

アイス「トラブルの素だって蓮二くんに没収されちゃった」

紗奈華「柳が?何時でもハーレムの夢が潰えたわ」

アイス「蔵りん達もまだ決まりそうにないからつまんない」

紗奈華「あのままずっと大人しくいてくれると良いけどね。何か面白い事ないかしら」

アイス「面白いこと?うーん…あれ?」

乾「午前中だけで偵察人数95人。例年より3.75倍は増えている」

柳「やはり今年は予想通り多いな。午後からもまた増えるぞ。狙いはあの二人だろうな…」


宿舎内を歩き回るデータマン発見
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