A

□トラブルメーカー
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不二から貰った不思議なクッキーを食べてしまったアイス


うっかり手を伸ばそうとしたが、乾のお助け乱入にて難を逃れた紗奈華


ただのお菓子ではなく食べた人がアニマル化してしまうという力を持った代物


原因は不明なままだがそのクッキーを巡ってオークションが開かれた


私利私欲の塊である紗奈華と跡部の一騎討ちとなったが、究極セレブである紗奈華が執念で勝ち取った


全てはハーレム向上の為に己の慾望を満たすため


可愛い可愛いお気にいり男子達をアニマル化計画開始!


…のはずだったが


芥「はい紗奈華ちゃん、あーん」

紗奈華「あーん…って、しまった…!!」


先ず先に向かったのは大本命であるジローと岳人のいる氷帝コート


狙い通りに二人をモフモフで可愛いヒツジとウサギにする事に成功


次なるターゲットは青学!


かわゆい子達を愛でてから行動に移ろうとした矢先にアクシデント発生


ジローの無垢な笑顔に釣られてクッキーを食べてしまった


紗奈華が変身した動物の姿は


ボンッ


向「…ゴホッ、煙スッゲー」

芥「さぁてと、紗奈華は何になったかな?」

滝「改めて思うよ俺…食べなくて良かった。紗奈華、大丈夫?」

紗奈華「大丈夫じゃなーい!!食べるつもりはなかったのに!」

芥・向「・・・・・・・」

紗奈華「…なに?アタシ、どうなってんの?!」

向「何って、その、…なぁジロー」

芥「う、うん。可愛いんだけど何か想像と違うって言うか…」

紗奈華「え?」


煙に包まれながら紗奈華が姿を現した


だけどもアニマル化した彼女を見るジローと岳人は好奇な眼差しを向けてリアクションが薄い


その姿は、小さな耳に器用な指つきのふわふわな手、長い尻尾


どう反応して良いものか戸惑っている


そんな二人に紗奈華は不安で仕方がない


芥「コレ、なぁに?」

滝「多分だけどカワウソじゃない?」

向「カワウソ?!何でそんなビミョーなやつに?」

滝「まぁ、カワウソは美女に化けるって言うけど」

芥「そうなの?だったら紗奈華にピッタリだね!よく見たら可愛E〜♡」

紗奈華「ジロちゃんそんなにジロジロ見ないで…恥ずかしいから」

芥「紗奈華ってば照れてんの?隠さないでこっち向いてよ、可愛い顔が見えない」

紗奈華「…っ…ンなカッコいい顔してそんな事言わないで…//」

芥「紗奈華は可愛いよ。そんな顔するのも俺だけの前にして欲しいなぁ」

紗奈華「…もう、恥ずかしいから止めてってば//!!」

芥「マジマジ可愛すぎてヤッベー!!好きだよ紗奈華♡」

紗奈華「……ジロちゃ…////」

滝「あの〜俺たちも居るんだけど…」

向「今だけは見守ってやろうぜ?折角ジローの邪魔者が居ないんだから」

滝「…だね」


見ているこっちが照れちゃうような甘い雰囲気に包まれた紗奈華とジロー


カッコ可愛いヒツジさんに紗奈華はたじたじで大人しく腕の中に収まっている


そんな二人を羨ましそうに見守ってあげる岳人と滝はジローを心の中で密かに応援している


芥「ね、そのクッキーの威力ってどれくらい持つの?出来れば紗奈華にはこのままで居てほしいなぁ」

紗奈華「それは分からないけどアタシだってジロちゃんとがっくんはキープしたいわ」

滝「ずっとだとテニス出来なくなるけどね」

紗奈華「可愛いから良いじゃない←」

向「どうせ紗奈華の事だから他の奴にも試すんだろ?」

紗奈華「そうだった!リョーマ君と菊ちゃん!それにブンちゃんと金ちゃんも外せないわ!」

滝「思いっきり趣味に偏ってるね」

向「その前にアイスを探してくれよ」

紗奈華「そうね。アイスを探しながらハーレムを向上させていくわよ!」

芥「俺も行く〜紗奈華が浮気したら困るもんね」

向「アイスに会えるかもだから俺も行くぜ」

滝「岳人に出し抜かれたくないから俺も行こうかな」

紗奈華「それじゃあアイスの捕獲とハーレム候補の子猫ちゃんゲットにGo!!」

芥向滝「おう!」


愉快なお供を引き連れてれて出発!!
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