恋患い

□愛の形
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そして極めつけの三組目



跡「新聞見たぜ?試合が重なって応援行けなくて悪かったな」

美々「見てくれたんだ?嬉しいな♪景ちゃんも大変だから気にしなくて良いのに」

跡「そうはいかねぇよ。ソフトの決勝は行くかr…Σ何だよこれ!?」

美々「ナニナニ?」

跡「お前怪我してんじゃねーか!痛むか?歩けるか?病院行くか?」

美々「え?ただの擦り傷だよ?さっき練習で牽制球避けてスライディングして…」

跡「アーン?変な菌でも入って悪化しらどうすんだよ。つーか誰だ?その牽制してきた奴は‥弁護人たてて抗議してやる」

美々「いやいやゲームだから!大したことないから大丈夫だよ?ちゃんと保健室行ったし」

跡「ただの応急処置だろ。今から都内で指折りの医者に連れてってやる」

レイラ「どんだけだよ!」

晶「ふふ、仕方ないよレイラ。跡部くんは美々の事になると人が変わるから」

向「何となく分かるけど、大事にし過ぎんのもなぁι」



そう、何時もは俺様な奴でも恋人である美々にはまるで別人


過保護なのだ


小さな擦り傷一つも見逃さない



美々「あ、ねぇねぇ病院は良いからさ景ちゃん」

跡「どうした?」

美々「あたしと子作りしよ?」

跡「‥……はぁあああ!!!???」

ALL「何ですと!?」



まさかの豪速球


美々「あのね、3ヶ月以上付き合ってるのに何もしてないのはおかしいってレイラが‥」

跡「やっぱお前か!ウチの子にとんでもねぇ事吹き込んでんじゃねーよ!!」

レイラ「いや〜どんな反応するか試してみたくて」

晶「どんな意味か知ってて言ってる?」

美々「ん?二人でコウノトリ見付けるんでしょ?」

芥「アハハ違うよ美々ちゃん、子作りってのはヤる事ヤんなきゃ出来ないよ」

鳳「ちょっ芥川さん生々し過ぎです!美々先輩は人一倍ピュアなんですから」

美々「え?違うの?」

向「でも今時子作り=コウノトリって…」

晶「それはきっと美々のママが絵本作家だからかも」

芥「それで美々ちゃんが純粋に育つはずだ!」


無垢な直球少女


跡「これ以上妙な事吹き込むなよ?美々が汚れる」

レイラ「あ?大事なのは分かるけどアンタは美々に慎重過ぎ」

跡「アーン?お前みてぇにガツガツしてねーよ」

レイラ「ヘタレだな」

跡「何!?」


手出しは無しの清く正しいお付き合い


この異色の三組は愛の形も様々なのでした
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