マイハニー
□13日の金曜日
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合宿二日目───
AM6:30
世にも奇妙なディナーを体験した翌日
皆は謎の体調不良をおこして気絶したかのように眠っている
だが、コイツ等は違った
紗奈華「こんな朝っぱらから何しに来たの?」
幸「あれ?起きてたんだ?残念だな、今から起こしに行こうと思ってたのに」
紗奈華「来なくて良いから。そのまま真っ直ぐ帰りなさい」
柳「朝からご機嫌斜めだな。どうした?」
紗奈華「アタシは低血圧だから」
紗奈華とアイスの部屋の前
ドア越しに覗き穴から見える訪問者にテンションの低い紗奈華
鍵を開けて中へ入れる気は全くない
紗奈華「これから寝直すつもりだったのに…悪いけど邪魔しないでくれる?」
幸「そうなの?だったら添い寝してあげるから開けてよ」
紗奈華「絶対イヤ」
比「紗奈華さんの安眠を妨害するつもりはありません。ですが、お話があるので中に入れて頂けませんか?」
紗奈華「今じゃなきゃ駄目なの?」
比「はい。急ぎのお願い事なのですが…」
紗奈華「面倒事だったら受け付けないわよ?そこじゃ駄目?」
比「あー出来れば中で…」
丸「紗奈華、直ぐ済むから開けてくんね?」
ガチャッ
紗奈華「皆、おはよ」
ALL「オイ!」
中々部屋を開けてくれない紗奈華
だが、ブンちゃんの一声であっさり開いた
立海Rが揃ってやって来た
ご用はなぁに?
紗奈華「朝練?」
切「はい。氷帝や青学には負けてらんないですし、今日からウチだけ始める事になったんですよ」
柳「後もう少しすると、途中参加の学校が増える。強豪校ばかり…その前に色々と強化しておかないといけない」
紗奈華「へぇー意外と真面目だったのね皆」
幸「王者の威厳は保ってなきゃマズイでしょ?」
桑「そこで、紗奈華に練習に付き添って欲しいって話だ」
紗奈華「は?」
真「不知火のスパルタメニューをやり込めば自ずと実力が発揮できる」
仁「ちっとキツいが…頼めんか?」
紗奈華「…別に良いけど。あんた達の根性と耐久度によるわね」
そう、朝っぱらやって来たのは強化を兼ねた朝練
スパルタ紗奈華が付き合う事になった