君と私の恋愛事情。
□あんたダレ
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風が吹く
今年もあたしの嫌いな春がやってきた
見慣れた校舎が今日はいつもより騒がしい
見たことない顔の子や見慣れた顔の子
皆が先生からクラス分けのプリントをもらって喜んでたり沈んでたり…
「みさきー！！」
「あ、奈々！おはよー」
「おはよー…じゃなくてっ！クラス分けの見たの！？」
「いやぁーまだ！てゆーかあんなかに一人で入る自信ないし…」
皆集まりすぎて春なのに夏みたいな熱気をはなってるし…
あ、先生プリントおとした…
おとした中の一枚が運よくあたしたちの足元にたどり着く
「お！ラッキー！どれどれーっと…」
奈々は・・・・・２-Ｂ で…
夜桜みさきは…
２-Ｄ！！！！！
「うぅー奈々とクラス違う…」
「うわまじで？さすがに二年間一緒はないもんかぁ…。みさき遅刻魔だったし…」
「最後関係あります……？」
「あります♪」
まぁそれは置いといて
奈々から視線をプリントに戻す
「あれ？」
「どーかした？」
いないいないいない！
1年のとき同じクラスだった人が一人もいない！！！！！
小学校同じだった人は…
書かれている名前を上からしたへ眺めてゆくと知ってる名前を２つ見つけた
吉川 はずさ
と
切原 赤也
切原とはあんま仲いいわけじゃないけど、はずさとは普通に喋るかなぁ
「奈々…お互い頑張ろうね…」
「うん？」
あたしは理解できていない(出来るわけないけど…)奈々に苦笑したあと新しいクラスへと向かった