夏の空は果てなくて

□6章
1ページ/2ページ


〜6章〜

『うぁっちぃ…;』

太陽の日差しがメチャクチャ痛い

『なんでこんなに暑いかな〜;』

西浦高校は今、球技大会の真っ最中

田「あ!!柚希!!!」
『?田島〜』
田「ずいぶんと辛そうだなー?」
『なんか暑くてバテてるみたい…;』

阿「急に走っていくなよ田島。」
『阿部と泉も一緒だったの』
阿「つぅかお前、水分とってんのか?」
『一応〜』
阿「これ飲んで、休めよ。さっきから活躍しすぎだろ;」

そう、柚希はいろんな競技に助っ人で呼ばれ、全ての競技で優勝していた

田「運動神経いいよなー!あっこれから三橋の家にカレー食いに行くんだけど一緒行かね??」

『行く!カレー食べたい♪
ってあれ?三橋ってダウンしてるんじゃなかったっけ?』
阿「見舞いも兼ねていくんだよ」
『なるほどね』

ゴクッと阿部のくれたミネラルウォーターを飲みながら言った

花「おっす!」
田「花井遅ぇ!!」
花「何だよ;柚希の顔赤くね?」
『あぁ〜日焼けかな?』

ぺたぺたと自分のほっぺを触る柚希

泉「確かに、今日の日差し強ぇしなぁ」


日差しの暑い道を歩いて、やっとこさ三橋の家へ

ピンポーンピンポンピンポン!!!

泉「やめろ!」

ピリリリッ

阿部が電話したため、三橋のズボンのポケットから着信音が鳴りながら三橋が玄関からでてきた

三「いっ…いらっしゃぁい…っ」
『三橋、顔真っ赤だよ;;?』
田「柚希以上だな」

三橋の家に入り、さっそくカレーを食べることに

『あたし温めるよ〜』
阿「お前、できんのかよ?」
『阿部〜あたしはそんなに不器用に見えるのかな?』
阿「あぁ」

べしぃッッと大きい音が響いた

『三橋〜お皿〜〜』
三「うっうん!!」

ほっかほかのカレー。
めっちゃおいしそう

『6人分だね〜』
三「あ!」
『どしたの?三橋』
三「卵がみんなの分ない…1つ…足りない…っ」
『あぁあたしいらないよ〜そんなに食べらんないし』

テーブルでみんなで座って食べる

花井が持ってきたビデオを見ながら

田「おっ三橋名前呼ばれた!すげぇ!」
三「あっ…ぅ…」
『やっぱすごいよ!桐青に勝ったんだもん』

パクっとカレーを食べる
おいしい。

花「そういえば、明日学校でプール掃除だよな?」
田「マジ!?よっしゃ!!」
『プール?あぁ野球部が担当なんだっけ?」
阿「野球部の部室が、プールの下にあるからとか意味不な理由でな」

三橋がゴソゴソと自分のカバンをあさり、プリントを取り出しテーブルに置く

それをみんなでのぞくと


―――――――
【プール清掃のお知らせ】

日時 ○月×日
担当部 野球部

本校でも、プールの授業を行います。
夏に快適に過ごすために、プール清掃を行います。
担当は野球部のみなさんです。
野球部は我が校の代表として清掃をしてもらいます。
よろしくお願いします。

―――――――


・・・という内容

泉「ったく…意味わかんねーよな」

はぁ〜とため息をつく泉

『でもプール清掃って楽しいじゃん!』
田「そうだよなw俺も楽しみ〜!!」

うっは〜ぃとはしゃぐ2人

阿「でもさ水着なんだよな」



「「「・・・・・え?」」」



阿「いや、水着出さなきゃな〜と思っただけ」
泉「…水着…?」
三「…出して…ないっ」
田「いや、そこじゃねーよ三橋!
柚希の水着姿が見れちゃうっつぅことじゃんかww」

目をキラッキラさせる田島

『なっ//あたしもやるの!?』
阿「あたりまえだろ?」

ニヤっと不敵な笑みを浮かべる阿部

『いや;あたしは遠慮…「「ダメ」」えぇ;?』

断ることもできず、結局柚希もプール清掃に加わることに・・・。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ