桜の雫

□〜第二幕〜
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『千鶴と私が一緒にいては、もし何かあった時、千鶴まで巻き込んでしまいます』

原「ったく…正義感の強いお姫様だな」

苦笑しながら頭をくしゃっと撫でてれる原田さん

『…?』

沖「あははってことは…この中の誰かと一夜を過ごすわけだ?
大胆だね〜柚希ちゃん」

『っ!?//ちっちが…!!』

顔がかぁっと熱くなる
そんなこと言ってないのに!!

近「そっそれはいくら何でもだな//!」

永「んじゃぁ近藤さんは無しな」

近「なっ!?」

『ちょっと待ってくださいよ!!』

沖「ん?なにかあるの??」

『そんなこと言ってないじゃないですか!』

原「ははっ大丈夫だって。
いきなり襲ったりはしねぇよ」

平「そーいう左之さんが1番危ないよな〜」

ケラケラ笑う藤堂さん
完全にそっちの話題になってしまった…;

反論するヒマもなく、じゃんけん大会が開かれる
みんなさっきまでの穏やかな雰囲気じゃない

平「いくぜ!」

「「じゃんけん、ポンッッ」」

斎「…む。」

土「斎藤…だな」

「「えぇ〜〜〜〜!?!?」」

斎「何故、そんなに驚く…」

近「斎藤なら安心だな」

平「一くん、いいなぁ〜」

斎「…」

『あっあのえと…』

斎「では、行くか」

『うぇ!?はっはい!』

原「手ぇ出すなよ、斎藤!!」

後ろから原田さんや永倉さんの声が響く

『あの…迷惑だったら外で寝ますよ?』

斎「…そんなことをして風邪でもひいたらどうする?」

『うっ…』


すっと障子を開く斎藤さん
めちゃめちゃ部屋がきれいだ


斎「その布団を使うといい」

『はい』

もぞもぞと布団の中にもぐりこむ
目をつぶると、すぐに眠りについてしまった…




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