果てない夢…

□10.さよなら
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※お知らせ※
会話文の前にしゃべっている人の名前を入れたいと思います♪
管理人の文章能力がひくすぎるため…υ
柚希様の話ている言葉は『』で表します

***

10.さよなら

それは…お母さんと再開して数カ月経った頃

涼「柚希〜〜?」
『何〜〜?』
涼「ちょっと来て〜〜」

タンタンと階段を下りて、リビングに向かう

『何??』
涼「座って?」
『うん…?』
涼「柚希。引っ越すことにしたの」
『は?』

言ったことが理解できなかった

涼「いつまでも、蓮二くんの家にお世話になるのもあれだし…東京に引っ越そうかと思ってるの」
『えっ…なんで…?じゃぁ立海のみんなと…離れ離れ…なの…?』
涼「向こうでも…いい学校はあるし、大丈夫よ!」

満面の笑みで言うお母さんだけど…
たくさんの困難を乗り越えてきたみんなと…離れるなんて…

『無理に決まってるじゃん!!!』

バタンッ!!

と玄関から飛び出した

(なんで…どうして…)

なぜか…立海に来るまえの自分を思い出した
あの…暗い闇を

『うっ…』

涙をこらえられない

どこかも分からず、ただただ走った
夜だったため、薄暗い夜道を走った

大通りに出てコンビニの前を走りぬけようとした時…

丸「おぃ!!!!!」

ぐぃっと腕を引っ張られる

『えっ!?きゃぁ!?』

ドサッ

急に引っ張られたためバランスを崩し、倒れこむ

丸「おい…何してんだよぃ;」
『ブンちゃん…』
丸「どんだけ猛スピードで走ってんだ;何かあったのか?」

腕を握られたまま、うつむく
言えるはずがない

「もう会えない」

なんて

『…なんでもない』
丸「おまえ、そんな顔して何でもないっつって信じられっと思うか?」
『…。』

近くの公園に行ってブン太には話すことにした

『…だからもう…会えないかもしれないの』
丸「東京…か…」

ベンチに座るブン太もうつむく

丸「いつ?」
『まだ分かんない』

どうしようもなくて、ただ沈黙が流れた

それを破ったのは丸井

丸「…みんなにちゃんと話そうぜ」
『え?』
丸「きっとアイツらだって黙っていなくなられるよりも絶対にいいはずだ」

まっすぐにブン太に見つめられ、少し鼓動が速くなる

『でっでも…』
丸「大丈夫だ。俺がフォローしてやっから」
『うん…』

それでも、どうしても…
みんなとは離れたくなかった

あの闇から救い出してくれた…
立海のみんなと――…



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