Il cielo ブック

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 こんにちは!運です!

 今は景ちゃんに連れられて教室へ向ってる…んだけど…。



運「…この廊下って、いつまで続くのっ!?」


 
 とにかく廊下が長い!!
 
 教室が見当たらない!!



陽波「う〜…、僕疲れてきたよ…」


結衣「こんなんじゃA組ですら行くのが疲れるじゃねぇか…」


蘭「まったくだよ…」


跡「ごちゃごちゃうるさいぞ、お前等。
  これくらいの廊下でビビってどうするんだ。あーん?」


陽波「これくらいって…」


結衣「むかつく言い方するんじゃねぇよ…」


 
 あーあ、結衣がキレてきちゃってる。

 でもやっぱり、お金持ちの言う事は違うね…。



運「…あっ、A組発見!!」


蘭「ホントだ」


跡「運と蘭はA組だったな。
  後で担任が来るだろう。そこで待機してな」


運「?景ちゃんはー?」


跡「俺様は残りの二人を連れてかなけりゃなんねーからな」



 あぁ、なるほど。



結衣「ふむ…。じゃあ二人とはここでお別れだな」


陽波「二人とも、後でね!!」


蘭「ん」


運「じゃあねー」



 結衣達は…確かD組だっけ。
 
 遠いな〜…、遊びに行けないや。

 まぁいいか。蘭がいるんだし。


 …あれ、蘭何か考え事してるなー。



蘭「…ねぇ、運?」


運「ん〜?」


蘭「朝から跡部さんの事、昨日とは違う名称で呼んでるけど…何かあったの?」


運「え…」

 

 違う名称…。

 あぁ、その事か。



運「んとねー、昨日夜星見てたら偶然会ってね、それで色々あったんだ」



 後半は面倒臭くなった…なんてことはない。



蘭「昨日…偶然?」


運「うん、偶然」


蘭「へぇ…、抜け駆けとはまた…」


運「ふぇ?」


蘭「ん、何でもない」



 気の所為かなー、
 
 蘭の背後に黒いオーラが見えるのは。

 気の所為だよね、うん。


 てか先生来ないー…。








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