Final Fantasy\
□第1話
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城下町アレクサンドリア
赤レンガと石畳が彩るアレクサンドロス王家が治める城下町は、その日、遥か遠い地からやってきた大劇団の話で持ちきりでした。
劇団タンタラスと『君の小鳥になりたい』
このお芝居を観るために、街の人々はチケットを買い求めました。
中には・・・。
町人A「くっ、転売屋め、俺たちの足元を見やがって」
町人B「転売、ダメ、絶対」
町人C「なんでも偽物のチケットも出回っているそうじゃないか」
一方、アレクサンドリア城では、一人の美しいお姫様が、物憂げな様子で窓から空を見上げていました。
青空が広がる空の向こうから、ゆっくりと、ただ少しずつ大きくなって、劇団の飛空艇がやってきます。
純白のドレスをまとった16歳の少女は、ただ、一つの決意を胸に、その劇場艇を見据えるのでした。
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