四天

□排除
1ページ/1ページ



『あ、くらーおはよ』


朝、教室に入ると名前がにこにこと話しかけてくれた。今日は頭に可愛くシュシュがついとる



「おはようさん。名前、そのシュシュ可愛いなぁ」



『ホンマ?おおきに((ニコッ』


うっ…笑顔も相変わらず可愛い



『もー…なんで頭なでるの?』



「名前が可愛いからや」


はぁー癒しや癒し!!俺の天使や…!



「朝からラブラブやなぁ」



「まぁな」



『謙也ーシュシュおおきに。くらも可愛いって言うてくれたで!』



「良かったな〜」



「ちょ、ちょお待ちぃ!」



「『ん…?』」


今、めっちゃスルーしそうになりよったけど……どうゆうことや?



「“謙也ありがと”って何や!?このシュシュ謙也があげたんか!?」



「おん。こないだ侑士と商店街の福引きに行ったとき当たってな。俺も侑士もいらんからあげたんや」



「やからってなんで名前にやるんや!」


『いーやん、くら。このシュシュ私も気に入ってるし!』



「き、気に入って……」


そ、それは別にええんやけど。そのシュシュも名前にめっちゃ似合ってるんやけど。やけど…!!



「他の男からもろたものなんて、つけへんでほしいわ………」



『え?』


名前は目をまんまるにして見上げてくる。そないな名前のシュシュを見つめ…………………スルッとはずした



『あぁぁ!!くら何するの!?』



「自分、俺の彼女だって自覚あるか?」



『え?』



「謙也、これは返す。他の子にあげ」



「お、おん…」



「で、名前はこっちおいで?」



『…くら、笑顔が怖いよ』


そうか?今俺満面の笑顔や。何が怖いんだ?



「まぁええ。名前、今日の放課後空いてるよな?」



『うん』



「デートしよう」



『え…』



「俺が、新しいの買ってやるから」


そう言って名前に近づく



『くら…それってヤキモチ?』


ヤキモチ………これがか…?



「………」



『……くら?』



「そうやな。ヤキモチ。名前が大好きやからな」



「なっ///!!朝から何言ってるんや!?」



「なんで謙也が赤くなるんや。気持ち悪い」



『で、でも…くら、ちーとばかしおかしいよ今日』



「そうか…?」



『熱でもあるんやない?』


そう言って名前が俺のおでこに手をあててくる。相変わらずちっこくて可愛い手やなぁ。そういえば俺、教室入ってから何回可愛いって思ってるんやろ



『熱はないみたいね、良かった』


名前の手が俺から離れていく。それが無性に嫌で、かわりに俺から名前に触れる



「謙也」



「なん?」



「よお見とけ」



『えっ…ちょっ……』


名前の抵抗やらなんやら無意味で、俺は彼女の唇にそっとキスをする



「な、何見せつけてるんや…!」



『も、もう!くら、人前ではせんでよ、恥ずかしい……』


そう言って下を向く彼女を、スッと抱き寄せる。ほんでさっきまでシュシュがしてあった場所をなぞり、そこにもキスをおとす



「謙也、これからは名前に変なことせんようにな?」



「べ、別に俺は変なことなんて−−−」



「あーん?」



「(恐っ)し…白石、キャラ変わっとるで」



「気にしたモン負けや」



「はぁぁぁ!?意味わからへん」


叫ぶ謙也を放置し、名前の顔をそっと覗き込む

お、まだ赤い。ちーとばかしやりすぎたかな…?

でもな…



「名前がいけへんのやで?謙也にもろたものなんて身につけとくから」



『ご、ごめんね…』



「わかればええ。素直な名前が大好きや」









排除









*****



苦情は玲様のみ受付!!

はい、そしてすみませんでした…
珍しく…もないかな、会話中心で…読みづらい……っスね

私、白石書くの苦手かもしれないですorz彼ほど思い通りに動いてくれない人はいない…………

力不足です。精進します!!

少しでも楽しんでいただけたら幸いです
読んで下さってありがとうございました




.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ