ブルーすかい。

□消し炭弁当
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「ま、ままままって、落ち着こ、えっと、奈々が青峰っちのなんだって?」






「女。」






「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOoo!!!!!!!!!!!!!!」






なんなんだこのテンション…。

先程、大輝が私との関係を暴露してから何度このやり取りが続いたことか。
主に涼太が懲りずに聴いてるんだけど。
そしてなんだか反応が欧米っぽくなってきてるよ大丈夫かな涼太…。







「まぁ僕はなんとなく分かってましたけれど…。」






「まぁ、峰ちんわかりやすいもんね〜。」






「はぁ!?い、いや俺も奈々のことを青峰っちが好きってのは知ってたスけど…!」






まー、こうなることは誰も予想しているわけがない。
結局高尾くんも同席しちゃっているけど、みんなはそれどころじゃないらしいよ…!






「とりあえず、お昼を食べないか皆。こんな風にしていたらすぐに1時になってしまう。」






そこで赤司くんの鶴の一声。
彼は最初から知っていたからか動揺が少ない、いや彼多分いま始めて知らされたとしても動揺せずにこうして対応してくれていたんだろうなぁ…。
赤司くんの声に促されて、皆ここに持ち寄ったお弁当を広げ黙々とご飯を食べよう、としたが…。
ぶわっとあたりに漂う臭気に、皆顔をしかめた。






「えっと…な、なんのにお…。」






「ダメッスよ奈々!」






「ふぁ!?」






「いやぁ〜…久しぶりだけど、やっぱり刺激強いよねぇ〜…。」






「…ノーコメントでお願いします。」






「全く、こうなることが分かっていたのだから最初から覚悟はしておくのだよ。」







えっ?えっ?な、何事…?と思ったが一瞬でその原因を確認することができた。
隣に広がるお弁当が二つ…。
中身が…全て…く、黒い…だと…!?







「今日のは自信作なんだからー!」






「さつき…もう弁当俺の作ってくれなくていいから…。」





そう、それは。






「えー!なんでそういうこと…あっそっか!大ちゃんにはもう奈々がいるもんね!」






「おう…。」






さつきの、恐怖のお弁当だった。
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