ブルーすかい。

□ミネラルウォーター
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「奈々ちゃん!オレンジジュースある!?」








「あるよ!1ダースそこにあるから持ってって!」







「あいあいさー!」







「奈々ちゃーん!テーブルクロス汚しちゃったから予備のやつ頂戴!」








「はいこれね!どうぞー!汚さないように気をつけてねー!」







「はーい!ごめんなー!」







バスケ部の出し物、『バスケカフェ』を開店させるとそりゃもう目の回るような忙しさで。
クラスの方は準備役に回ってたから当日の役割はほとんどない。
というかクラスの方で準備をした記憶がないんだけど、そのへんはあの学級委員の女の子がうまくやってくれたらしい。ありがとう!好きだ!
だから当日はこっちの仕事に専念できるってわけだ!
とりあえず、主体はバスケ部の部員たちに動いてもらってマネージャーの私たちは裏方で飲み物の準備をしたり、貸出用のバッシュの準備だとか、ボールの整備、あといろいろな美品の整備をしたり…。
これが結構忙しくて、息をつく暇もない。
やはり1on1指名率ナンバーワンは大輝らしくて、そりゃもう、楽しそうにバスケをしている。
というか黒子くんを指名する人いるのかなってちょっと不安になってきたけど、名簿を見ると案外いるらしくて、安心した。
さつきは、というと案内役をしているらしくて、コートが見える場所にいるから黒子くんが試合をしているときはもう案内役になってないらしい。
大体想像はできる。
多分こんな感じだろう…。





黒子くんが試合していない時。






「はーい!二名様ですねー!あちらの奥の席へお進みください!
 あ、ご指名ですか!ふむふむ、青峰くんですね、只今15分待ちとなってしまいますが、大丈夫ですか?あ、はい、ありがとうございます!ではあちらでお飲み物を飲みながらお待ちください!試合説明につきましてもあちらの席のボーイがいたしますので、はい!」






黒子くんが試合している時。





「はーい!二名さ…きゃああああああああああああ!!!!!!!!!テツくううううううううううん!!!!!あっ!だ、だめ!そこ右!あっ、あ…あぁー…ボール取られちゃった…。でも、そんなテツくんも素敵…!」






大体こんな感じ…。
いやいや、そんなテツくんも素敵…!じゃないよ、仕事してよ仕事…!







「ふぅー…。」







とりあえず、先ほどので怒涛の裏方の仕事は終わったらしく、一息入れるために、持っていたミネラルウォーターを飲む。
と、何故かわからないが眠たくなってきた。
い、いや、ここで寝るわけにはいかないだろ!?まて私!
という静止も虚しく、なぜか私はそこで背中を壁に預けて寝てしまうことになる。
ど、どうしてこうなった!?
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