ブルーすかい。

□十面相…?
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「…ということなんだけど…。」





「うーん…そんなことが…ねぇ…?」






幼馴染のさつきであれば何かわかるかもしれないと思ったが彼女もよくわからないそうだ。
というか文化祭で勉強会が免除されててよかったと心の底から思った。
多分、もし勉強会が通常に行われている時期にこれが重なってしまったら、露骨に避けられてもっと私落ち込んでたかもしれない。文化祭の準備中も別にあまりかかわらないし、というか準備中で彼を見たことがない。
…屋上とかでサボってるんでしょうけど…。






「もー…文化祭までには仲直りしておきなさいよ〜?」






「っていわれても何が原因なのかわからないんだもん〜…。」






「ああー…そこか…。」






本っ当にもう、最近の男の子の考えていることはわかりません!
そうこうしているうちに学校のチャイムが鳴り響き、帰宅時間を告げる。






「よし、そろそろお開きだ。桃井、スーツの方、大丈夫そう?」






「もっちろん!明日買い出しに行こうと思ってるよ!」





さつきの情報収集能力は本当にすごくて、どこどこのスーツが安いし伸縮性があって動きやすいだの、大きいサイズならこの店とか、事細かにノートにまとめてあった。
そういえば、前はさつきのノートで大輝が赤点逃れられてたんだっけ…?
赤司くんはそのノートを受け取り、ふんふんといいながら内容を確認する。







「さすがだね、…じゃあ明日スーツの方は僕と奈々で買ってくるから、会場セッティングの打ち合わせは桃井と真太郎とテツヤで進めておいてくれないか?」






「えっ…!」






「何?奈々は僕じゃ不満?」






「い、いやそういうことではなくて…!」






ふ、二人きりですか!!!!
さつきにヘルプの視線を送るともうこの子は明日は黒子くんと一緒にいられるからってもう浮かれまくってる。というか真ちゃんの存在忘れてないかなこの子大丈夫かな…!






「じゃあ決まりだね、制服で行くとまずいから一旦帰ってから行くことにしよう。」







というか、この目の前でこんな笑顔の彼に…。






「奈々?返事は?」






「はぃいいいい!」






逆らえるわけがない!!!!!!!!!!!!!!
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