main(長編)
□mysterious truth
1ページ/12ページ
あれから4日後、月明かりに照らされている、薄暗い部屋の天井が目に入った。
頭が真っ白だった・・・
唯一の鮮明に残っている記憶は、あの豪炎・・・
それを思いだし、また涙が出そうになった・・・・
「・・・・っ、だけどよ・・・・!」
「しっ・・・フェイが起きちゃうでしょ!?」
しばらく、抜け殻の様に茫然としていると、隣の部屋から、オジサンとオバサンの声が聞こえてきた・・・・
どうやら、誰かと喋っている様だ・・・・
扉の方を見やると扉から小さな光が差し込んでいた・・・・。
気だるくなった体を起こして、その扉に向かった・・・・。