main(長編)

□mysterious truth
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息が出来ない。
足が重くて動かない。
目が虚ろで視界が消えて行く。
行かなくちゃ、いけないのに。

ー13年前ー
シークスィー州、アスラメック街。
まだ裕福に生きてた頃。
「お母さん、大好き!」
あの頃が懐かしい。
「僕ね、大きくなったら、お父さんみたいな強い人になるんだ!」
温かかったあの頃。
「そうか、強くなったら、お母さんを守ってくれな!」
「うん!」
ニッコリと微笑むと、優しく微笑み返してくれた両親。


ー話は昔にさかのぼるー
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