双恋

□story 13
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「神尾愛音です!よろしくお願いします!」

本日、無事、桜蘭学院に編入!

「そのお団子かわいいっすね倉賀野さん!」
「まあ。ありがとう。愛音ちゃんもその髪型、とても似合ってますわ」
「えへへー、これカオルンがやってくれたのー!」
「カオ・・・?ああ、馨くん。確か親戚だって。うふふ、仲がよろしいのね」
「でもカオルンたまーに怖いよー」
「あら」
「ヒッちゃんのがもっと恐いけどー」
「あらあら」

余計な事は言うな、あまり目の付けられる行動はとるな、あくまでお前はお嬢様、完璧になりきるのは無理にしろ少しはお淑やかさを身に付けろ。

学院に行く前、光が口を酸っぱくして言い聞かせた筈なのだが、どうやら効果は得られず。

「愛音ってさ、あれだよね」
「「どれ?」」

ハルヒの言葉に、双子は首を傾げる。

「友達100人出来るかなってタイプ」
「「あー」」

心はピカピカ一年生ですから。



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