novel -short-

□万事屋-original-
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ふと足下に目を遣ると、きらりと何かが反射するのが見えた

「ん」

しゃがみ込み、その勢いで座り込む
朝の砂は、やわらい


微かに光る部分をたよりに砂を掘り返すと、
そこには小さな小さな瓶が隠れていた
透明な透き通る筒に、銀の薄透明なふたが付いている。
大きさは、小指の長さほど。

ふたをひねると、きゅっ、という音と共に砂が零れ落ちた。
中に入っていたのは、小さな紙きれ一枚



一度だけ折りたたまれたそれを、優しくひろげてみる
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