novel

□銀魂 -真選組-
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「・・・若いですねィ」
「だろう?お前の一個下だ」

彗と呼ばれた少年の顔と名前は、すぐに覚えた。
無愛想なのが目立ったが、それよりも 彼は麗しかった。

少し長めに切れ揃えた髪は、一部だけはねている。
気怠そうな目は、何も写してはいなかった。

「それじゃ、これからよろつく頼む。腕は中々だ。
だが、まだ本当の剣の意味を知らないからな、教えてやってくれ。
それじゃ、俺はお妙さ・・パトロールにでも」

「・・・またストーカーですかィ」
ぼそりと呟いた声は、もう既にいなくなった近藤さんには届いていなかった。

ふと目を横にやると、ぼーっと突っ立ったままの彗が居た。

「んじゃ、よろしくな。俺が隊長の沖田総悟でィ」
「・・・お願いします」

無愛想な奴だ。
それにしても、剣の本当の意味って・・・何いってんの?あのゴリラ。
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