novel -short-
□鋼の錬金術師 -秘密のありがとう-
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「・・・・」
私はマスタング大佐に保護されて、軍の医療施設にいる。
爪の伸びる女性に刺された後、急激に眠くなって私は汚れたまま眠りについた。
そして今さっき目覚めたところ。
「なんで大佐がいるんだ・・・」
私のベッドの端に顔を乗せ、眠っているらしい。
どうやらずっとついていてくれたようだった。
こうやって見ていると、寝顔は子供みたいだった。
気まぐれで、さら、と大佐の髪に触れる。
「うわ、すごいさらさら・・。
っと、大佐、寝てるよね?」
小さく問いかけてみる。
よしよし、寝てる寝てる。
クセになり、大佐の髪の毛を弄ぶ。
遊んだ後、頭を優しく撫でた。
「・・ありがと、ロイ」