novel

□銀魂 -真選組-
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雨が、ずっとやまなかった。
梅雨だから仕方ないのだが、気分が晴れない。

「近藤さん、何の用ですかィ?」
「おお、総悟。ちょっと話があってな。
忙しい所すまない、そこに座れ」

・・・忙しいっつーか、土方のストックマヨに細工してただけなんだけどな。

「で、話ってぇのは?」
「それがな、一番隊に新しく入る事になったやつがいる。
そいつの世話を、お前に頼みたい」

・・・・・うへぇ」

「なっ、そんな嫌な顔するなよ!
まるで掃除当番が厠になった時みたいだぞ!」

「今、掃除厠なんですけどねィ」
「・・・・・」
「・・・・・」

「ま、まぁいい。
入って来るといい、彗(すい)」

また、ややこしい名前の奴が・・。
名前と顔が一致するのに、どれくらい掛かる事やら。
そんな気持ちが過ぎった瞬間、それは覆された。

「どうも」
素っ気なく愛想のない顔で出てきたのは、
真選組の制服で現れた 若い少年だった。
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