白黒の扉
□アレンお誕生日祝い
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雪の降る夜に
巡り逢えた君へ………
いつも仏頂面で
何かと口喧嘩するけど
本当は優しい君から
「おぃ、モヤシ。これ使わねえからやる。なんだょ!その顔は。………チッ、……おめでと………アレン」
ありがとう
明るくいつも
僕に抱きついてくる
お兄さん的存在の君から
「誕生日おめでとうさ!アレン!!これからもよろしくさ!………生まれきてくれてありがとうさ」
…ありがとう
みんなをいつも気遣って
優しい笑顔で迎えてくれる
君から
「アレン君!お誕生日おめでとう!!これ、プレゼント。……アレン君が幸せでありますように。」
……ありがとう
監視だからと言いながら
いつも傍にいて
支えてくれる君から
「ウォーカー、誕生日おめでとう。今日は特別に大きめにケーキを作りました。言っておきますが今日だけですからね?///」
………ありがとう
女の人に目がなく
どうしようもない人だけど
肝心なときには
傍にいてくれる貴方から
「おぃ、馬鹿弟子。この俺が祝ってやるんだ、ありがたく思え。………誕生日おめでとう、アレン」
……ありがとうございます
敵の筈なのに
たまに僕に会いに来る
悪戯好きの君から
「アッレ〜ンvVお誕生日おめでとう!!あとで僕の部屋でパーティーしようね!!アレン、大好きだょ。」
…………ありがとう
どんなに抵抗しても
優しく見つめて
抱き締めてくる君から
「やぁ、少年。お誕生日おめでとう。これ、俺からのプレゼントね。……また会いに来る。愛してるよ、アレン」
……ありがとう
いつも会うたび
突っ掛かってくる
双子の君達から
「よぉ〜、弟子!」
「弟子、弟子!イヒヒヒヒッ」
「ほら、これやるよ。今日誕生日なんだろ?」
「ヒヒヒヒッ、デロからも、はぃ!!」
「「誕生日おめでとう」」
………ありがとう
一番の強敵の筈なのに
僕のことを息子のように
接してくる貴方から
「久しぶりですネ♪今日は、アレンの誕生日ということなのデきましタ君も我輩達の家族なのですから、もっと甘えてもいいンですからネ」
……ありがとう
僕が落ち込んでいると
何も言わず
そっと傍にいてくれる
黒猫の貴方から
「アレン様。お誕生日おめでとうございます。主も貴方の事を心から祝っていました。私も貴方の事を心から祝っています。」
…ありがとう
僕の内の中に眠る
もう一人の僕から
「誕生日おめでとう、アレン。これからは眠ってた分、お前を守るから。愛してる。」
ありがとう
ありがとう、ありがとう
言葉じゃ言い表せない
愛を
伝えきれないほどの
この暖かさを
『ありがとう』
‡†‡†‡fin‡†‡†‡