バカテス

□僕の全ては君の全て
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「……目、覚めたんだ。」
現れたのは僕のクラスメイト。
「ムッツ、リー……ニ??」
なんでここに?聞こうとしてやめた。
ここに無傷でいる=ムッツリーニが僕を閉じ込めた。それくらいどれだけバカでも分かるよ。
だから別の質問をした。
「なんで、こんなこと……」
答えてくれたら、やること2と3は出来たことになる。
「……秘密」
「ムッツリーニが僕を閉じ込めたの??」
お願い。違うって、言って。脅されたでもいいから……
「………そうだよ。」
!!そんな………落ち込むな僕、予想してたじゃないか。
「ここは、どこなの??」
「……オレの、地下室。」
地下室なんてあるの!?
「帰して!!ねぇ、帰してよぉ…」
その瞬間怖くなった。この部屋の雰囲気が……そしてムッツリーニの顔が…………
「ねぇ、ムッツリーニぃ、なんでこんなことするの??僕のこと、嫌いなの??」
ムッツリーニは無言のまま僕を見つめてる。
「ねぇ!なんか言ってよぉ〜」
「……嫌いじゃ、無い。」
「じゃぁなんで!!」
やばい。涙出てきた。
「…………」
答えないのには理由があるの??
「言ってくれないと、分かんないよ………」
「……好きだから」
「へ?」
「…………他の奴に触れさせなくない。」
なにそれ………
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