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□計画的、無計画。
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俺は今日 鈴木に呼ばれて玄海師範の家にいる。
魔界統一トーナメントのあと、陣達は魔界に帰らずに今は無き玄海師範の家で暮しているらしい。
「鈴木!俺です、蔵馬です。」
家はシーンと静まり返っていて、なんだか不気味な気がした。
「もぅ。人を呼んでいて出迎えにもこないなんて。」
・・・それにしても。
「何で誰もいないんだ?」
「さっきから一人で何をボソボソ言っているんだ??」
「!!!鈴木!?何でそんな所に?」
「ああ、最近雨漏りが凄くてなぁ。死々若にうるさく言われていたのでな。」
そう言って鈴木は天井からぶら下がっている。
「いい加減降りてきちゃどうですか?」
「スマンスマン。よいしょっと・・・。」
そうして俺の前に立った鈴木は深刻そうな顔をしていた。