amnos×novel

□君に、恋しました。
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カチチッ…








和「ないなら開いてるんじゃないですか?」







雅「いや、そんなはずはー…」







カチャッ







雅「あ、本当だw」








もぅ…僕に感謝してくださいよ?普段は
あまり使わない魔法で開けたのに……w







あー、血吸いたい…けど、吸血鬼には
ある難問がある。ヤッてる最中に血を
吸わなくちゃいけない、ってゆーの…








意味分かんないよね…なにがしたいんだろw
普通に吸わせないよみたいな…








雅「ほらほらっ、つったってないで…
そこのソファーにでも腰かけて???」








どうも、と短く答え、ソファーになだれ
こむように座った。







雅「え、そんなに具合悪い??」








びっくりしてるしw当たり前でしょ……
僕らは血以外何も栄養補給できるような
もの、ないんだから。。








和「……………寝かしてもらって…いい
ですか??」








雅「もっちろん♪」











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夢、をみた…凄く短かったし、起きた時
なんか大きな事あったらすぐ忘れそうな
夢…けど、大切で…温かい…夢…










『…どうして血を吸わなきゃいけないの?
血を吸ったら…吸われた子が可哀想だよ…』







父さんにいった、偽りのない言葉。







『ごめん…ごめ…、なさ…っ』







初めて吸った子にいった、涙混じりの
言葉。








バカみたいだよね…吸わなきゃ死ぬのは
こっちだ。人間…なんて…俺らの食い物
にしか…









良い香りが鼻をかすめる。なんだろ…?
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