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□【君がいるから】
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「平和だね。」
「ああ、そうだな。…ところでお前、仕事のほうは休んで大丈夫だったのか?」
「うん。有給もらってきたから。」
「有給か。ちゃっかりしてるな。」
スザクがVサインするのを見て、ルルーシュは苦笑する。
「滅多に休まないからね。こういう時に有給使わないと、溜まって勿体ないから。」
「そうなのか?いくらお前が体力馬鹿でも、たまには休養を摂っておけよ。そのうち倒れるぞ?」
「大丈夫だよ。あ、でも…」
「ん?」
言葉を途中で切ったスザクに、ルルーシュは怪訝な顔をする。何を思いついたのか、スザクはルルーシュに笑顔を向け、人差し指でルルーシュの唇に触れる。