立海

□夢なら早く醒めてくれ
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※死ネタ








ありがとう

ありがとう





君がいてくれてよかった



君に会えてよかった











「愛してる」






これが精市が言った最後の言葉





ピーッと耳障りな音

動かず目を開けない精市


いつもの笑顔はもうない





「もう…残念ながら……」


「そ…そんな…せっ精市。目を開けて!」

「お兄ちゃん…嘘でしょっ…?」






またいつものように笑ってほしい

愛してるって言ってほしい

ずっと俺の隣にいてほしい






「最善の手はつくしました…」


「っ…うぅ」






言葉にならない悲しみ、なにもできなかったという自分への怒り


頭がいろんな思考でいっぱいになって体がついていけない



『精…市…』



やっとの思いで握った君の手は冷たかった









<夢なら早く醒めてくれ>


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真幸初書き
 

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