まったりする

□いい子
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俺の“居ない家”で友達と居るほうが,
彼女と過ごすほうが,

マスターはずっといい笑顔で

“俺”より大切な物が

あなたにはある…



__マスターはもう

俺を起動しない______



…知ってる,

知ってるよ。そんな事。



……。

わかってるけど
すごく妬けるけど
別に…いいん,です。


体育座りの帯人は
頭を沈めた。

「マスター,俺,
寂しく…ない…よ。」


…嫌われたくない

そう,俺は忙しいマスターに
ただちょっとの間
忘れられているだけ。


いいんです…

俺がいなくても
マスターは楽しそうだし。
沢山笑えていますから。





マスターが大好きだから,

ほんとはもっと話したい

もっと歌いたい

もっと甘えたい。

ほんの少し,夢でもいい。

思い出して,呼んでほしい。



ねぇ,マスター。


俺,「いい子」ですよね?
マスターを一番に愛しているから。

全部、ぜんぶ我慢します。


くらい場所で埃にまみれて

大人しく膝を抱えています。








「…今日も俺は

“いい子”ですよ,

マスター…………」




















_でもね、そろそろ、


 限界かも 。




.

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