彼の話を聞く
□狂愛？
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ﾞ痛いよﾞ
あなたが俺に言った｡
俺はあなたが好きだ、
壊したいほどに。
なのにどうしてだろう,
それを聞いて
とても哀しかった｡
あなたが傷つくと
俺は哀しい｡
あなたが泣くと
俺は悲しい｡
なんでかな？
ﾞ帯人ﾞ
って呼ばれると
本当は無いはずの心臓が,
ばくばくする｡
なんだかわくわくして
次の言葉を待つんだ｡
あなたが笑うと
胸の辺りがきゅんってする｡
いつも仏頂面で
嫉妬ばかりしている俺も
一緒に笑いたくなる｡
ちょっと困らせてる
なんてわかってるけど。
もっと見たいって思って,
気を引きたくなるんだ｡
でもね。
だからこそ
傷つかないように
大事に守ってあげたくなる｡
綺麗な雪を踏み散らす事さえ,
あなたに自分の跡を残す事さえ,
心臓のばくばくが邪魔をする｡
不意にあなたの
視線とぶつかった｡
2,3回
まばたきをして目を反らす｡
…まただ｡
胸が,きゅんってした｡
一体俺は,
どうしたのかな？