月は歪んだ

□31:月は歪んだ
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キーンコーンカーンコーン……



「あー終わった〜!
いやー、テスト返却期間って楽でいいよねー」


『午前で終わりってのがいいよね。』


「あーでも、これから部活かぁ…」



なんか複雑そうな顔で背伸びをする麻紀。



『そういえば、部活中のお兄ちゃんってどんな感じなの?』


「! ははは…百聞は一見に如かず、だよ?
とりあえず!昼ごはんにしよっ!」






***





「じゃあ、ここで待ってて。
部長に言ってくるから。」


『あーうん。』



言ってなかったのね。

二階からの見学かと思いきや、まさかの一階。

同じフロアで見学させてもらえるのか…




麻紀が部長さん?に紹介したのか、ちらっと私の方を見る。


が、


なんていうか、様子が…変?



怯えてる…ように見えるのは気のせいだろうか。



…うーん?なぜ??





















(部長!友達が見学したいそうなんで、いいですか?)
(うん?見学?珍しいね)
(あ。そういえばあの子、透先輩の妹なんですよー)
(え!?((ビクッ)






と、透先輩の…妹さん?



to be continue...
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