月は歪んだ

□25:月は歪んだ
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とりあえず、昼御飯を済ませ、家に帰った。

そして私は気がついた。


『私…明後日、学校!』


テスト返却週間のため半日で終わるが…

こうなったらもう、大人しくしててもらうしかないよね。


「ねぇ、美憂ちゃん。学校って?」

『…あ。寺子屋みたいなもんですかね。』

「ふぅん。じゃあまた学校に行くんだ。」

『はい。まぁ、半日で帰って…あ、部活。』


そうだ、部活。
部活があるじゃないか。


「ぶかつ?」

『うーん…うまく言えないですけど…
学校で、勉強が終わった後にする習い事のようなものですかね…?
運動する人もいますし、楽器を演奏したりする人もいます。
剣道なんかもありますよ。』

「へぇ…」

『…まぁ、部活は休めばいいですし、お昼頃には帰ってきますね。』

「部活に行ってきなよ。」

『え?』

「だって、その部活ってやつに行ったって、行かなくたって、美憂ちゃんがしばらくいないのは同じじゃないか。」


何故か少し拗ねたように言い放つ沖田さん。


『……やっぱり、帰ってきますね。
少しくらい休んだってバチはあたりません。』


そう言うと、沖田さんは不服そうな、でも、少し安心したような顔をした。

















(別に僕のこと気にしなくてよかったのに、)
(だって沖田さん、お昼ご飯どうするんですか?)
(すうぱあで買うよ)
(会計できませんよね?)
(………)




ほら、無理でしょう?


to be continue...
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