nomal
□探
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一人いた場所は、暗くて何も見えない場所。
私は、、目をあけてみる。
周りは、灰黒い石…の壁。
パチャッ…足元は、蒼く浅い水溜まり。
いどのなか…
だろうな。と感じた。
光が差している。でも、届かないわ。
手を伸ばすけど、遠くて。
私はあの光を目指して壁に裸の足をかけるけど、上手く登れなくて、
「…きゃあ!…っ」
ばしゃっ…!
堕ちて、白い私のワンピースは蒼く染まる。
誰か助けて。
と心のなかで、思うのに、
暗くて怖くて 寂しいくて声に出せない。
いや、自分の声がこの狭く暗い空間で響き、反響するのが怖くて声にだしたくない。
いやよ。
どこよここ。
私は…、
「あれ。…
誰、かしら。
私は、名前は…?…
わからないわ。」
いやぁあああっ…!
自分は誰?
なぜここに?
なぜこんなかっこうなの?
、