記念小説

□サプライズ☆バースデー
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〈清正の誕生日まであと5日〉

「【誕生日は手作りを】?」

ギン千代に暇潰しで借りた女性雑誌のある特集記事。

恋人に手作りのケーキやアクセサリーを作って贈ろうと言う内容のページに宗茂は目を奪われた。

「【簡単に美味しく綺麗なケーキを恋人に…】ふむ、なかなか良いな。」

もうすぐ恋人である清正の誕生日、今年は何を贈ろうか迷って気付けば後5日、なかなか決まらず、気分転換と暇潰しも兼ねてギン千代の雑誌に目を通していた。

「これくらいなら、作れるな。」

簡単なレシピに手頃な材料、しかも綺麗で美味しそうな小さなケーキ。

「これにしよう。」

そうと決まればと、宗茂は材料を集め、ギン千代に雑誌の貸出許可を貰うため部屋を後にした。
 
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