仔猫の物語
□豊臣さん家の清にゃさ!!【はじめて?の病院−そのに−】
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〔前回のあらすじ〕
ナレーション「腹の傷を医者に見せるため、病院へ行くことになった清正。
清正は前回の病院の時に気絶しており、本人はまだ病院というものを知らず、義兄弟である三成と正則に病院とは何かと尋ねた。
三成、正則の病院の説明に恐怖を感じる清正を、命の恩人である豊臣ねねに諭され、清正は、ねねに連れられ両兵衛動物病院へとむかったのだった。」
『かんべぇってニンゲンが気ににゃるけど、おねね様に安心してもらうように俺は頑張る!!』
【はじめて?の病院−そのに−】
今日は凄くいい天気で、散歩したり昼寝したりするにはゼッコウの日だ。
にゃのに、天気とは正反対な気分でおねね様に抱っこして貰っている。
はじめは恥ずかしくて自分で歩こうとしたが、おねね様は、
「まだ怪我で調子悪そうだし、ずっと歩いてると具合が悪くなるから駄目だよ」
と言って俺を抱いたまま歩いている。