記念書物
□【クリスマスの夜は貴方と】
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人混みをかき分け走る。
冷たい空気が呼吸を乱す。
年季の入った懐中時計は約束の時間を過ぎている。
彼はこの寒い中待っているのだろうか。
それとも呆れて帰ってしまったかもしれない。
それでも、君に逢いたいんだ。
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