献上書庫
□【夏風の恋】
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初夏の風
給水塔の影
空の弁当箱
5限目の屋上
そして、眠る想い人
暖かな風を浴びながら、もうすぐ授業が始まってしまうと言うのに、宗茂は動けないでいた。
「早く起きてくれ、清正、でないと…。」
その後の言葉は続かなかった。
【夏風の恋】
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