記念小説

□2人きりのBirthday
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「は、早く、早く立て馬鹿め!!」

そう言って、顔を赤くしながら差し出された手を、俺は苦笑しながら重ねた。



アイツと喧嘩した。
理由は、多分くだらない事だ。
忘れてしまうほど小さな理由に、俺達は本気で怒鳴りあった。
本気で怒って、言い合って、心にも無いことを言って、意地を張って…。
そのまま怒りまかせに帰った。


それが、一週間前の出来事。


 
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