隠れる蝶の姿





あんまり表で語るようなものじゃない事を、こそこそ書いてこうと思います



◆お知らせ 



サイトの更新停止に伴い、このページも削除しようと思いましたが、いくつかSSSがあるので日記記事の削除のみにしました。

途中放置もあるので全部消してもよかったのですが、もったいない病で書いたの消すの嫌なので残します。


短い間でしたが、ありがとうございました。

2013/12/22(Sun) 20:57 

◆  

 
(アース×フェイ|↓続き)


「や、あの…アースさんっ!」


シーツを奪い取り、仰向けで寝かせた彼女の手首を頭上で一纏めにして押さえる


「…悪くないな」

「うぅ…離して下さぃ…」

「断る」

「あ、やっ!…ん、やめっ…!」


ふるふると弱々しく首を振り、その度に零れる滴がシーツを濡らす

逃げようと暴れて捲れ上がった裾から指を滑り込ませれば、涙声に艶が混ざる

太ももから腰までをなぞり、ふと、気付く


「下は何も付けてないのか?」

「…〜〜〜っ!!?!?」

「なに言ってるんだ、お前は」


呆れながらも視線はスカートの裾…ではなく、唯一彼女の身体を隠す薄桃色のキャミソールが辛うじて隠している場所

視線に気付いたらしい彼女は、言葉にならない悲鳴を上げると同時に、足を閉じて抵抗を始めた

彼女が力一杯抵抗したとして、それも俺を誘う要因でしかないが


「やっ!やめっ…離してっ!!あ、きっ、着替えてきますからぁ!!」

「いや、このままでいい」

「いやです!だめです!よくないです!」

「そうか、じゃあ…お前の答え次第だな」

「ぇ……?」


危うく忘れるところだった
彼女が俺の何を「勘違い」してこういう恰好と行動をしてくれたのか

答え次第と言っても、何と答えようと多少やり方が変わるだけだがな


「なんで俺がこういう恰好が好きだと思ったんだ?」

「言ったら…離してくれますか?」

「……言いたくないのならこのまま」


腰に触れていた手で膝頭を掴み、足を開かせるように力を込めれば途端に上がる悲鳴と始まる抵抗

すぐに観念した彼女は目線を外し、言い難そうに話始めた


「1ヶ月くらい前なんですけど…」


ぽつりぽつりと語られた内容は多分そう珍しい状況ではないだろう
俺に身に覚えがない事を除けば、恋人や夫婦が一度は通るであろう事件(?)

要約すれば、俺の部屋の掃除をしてくれた時にベッドの下のモノを見つけたようだ
箱に入れられた雑誌や玩具類
言わずと知れた、大人用

買った記憶がないが、彼女の拘束を解きベッド下を探れば出てくる段ボール箱
開けば出てくる数冊の雑誌と玩具類


俺に買った覚えはない
だが、彼女が買うとも思えない
そもそも買う以前に、何処で売ってるのかすら知らないだろうからな





END?

終わんなかったΣ(°□°;)
諦めてもいいですか←

だめですか、そうですか

2012/01/14(Sat) 19:23 

◆  

 
(アース×フェイ)


ベッドの上で正座で向き合う
端から見たらおかしな光景でも、俺が彼女の誘いを断る訳などないのだが


「あの、アースさん…っ!わ、私…ちゃんと頑張って覚えます、から!だから、間違っていたら言って下さい…ね?」


真っ赤になりながら縋るように言葉を紡ぐ

上目遣いに向けられた瞳は涙で濡れ、鮮やかな煌めきを宿している

そのまま抱きしめて、押し倒して、普段ならばそういう行動に移す

そう、普段ならば


「その恰好はどうしたんだ?」


髪と同色のふさふさの猫耳、赤く染まる頬に負けない金の鈴が付いた真紅の首輪

レースとフリルで飾られたワンピースは俺が仕立てた物だが、薄い素材を使っている為、光の加減で肌が透けて見える
だが、俺は決してこういう時の為に作った訳ではなく、あくまで重ね着用で作ったもので、まさかこのタイミングで着てくるとは思わなかったと言うか


「っあ、アースさん…は、こういうのがお好き…なんです、よ ね?」

「…………。俺が、その恰好を?」

「っ…!」


コクコクと頷き返す彼女に合わせて、チリチリと鳴る鈴の澄んだ音のおかげで少し頭が冷めた気がした

フェイが自らこういった大胆な行動に出るときは、大概が俺に関わる時だ
誰から聞いたかは想像出来るが、猫耳や首輪を付ける前に俺が本当にそういうものを好むかどうか躊躇って欲しかった
俺はお前にそう思われているのか、もしくは言いくるめられたのか

後者であると願いたい


「違っ…い、ました か?」

「え…や、まぁ…嫌いではないが…」

「っ!!?っす、すみません!私、勝手に…勘違いしてしまって!…こういう恰好をしたら…っ少しでも、喜んで貰えるかな、って…思って…だから、」


喜ばない訳ではないんだが、奴の口車に乗せられるのが嫌だと言うのが本心だ
だが、彼女は今「勘違い」と言った

どういう事だ?


「忘れて下さいっ!今すぐ!!」

「待て!」


シーツで身を包み、羞恥で半分泣きながら逃げるように立ち去ろうとする彼女の腕を引いて、ベッドへ引き戻す

お前には聞かないとならない事があるんだ





END?

すみません、続きます。
ココに置くには文字数が多くなってしまったので、リアタイは字数制限が厳しい


タイトル未定、後で付けます←

2012/01/14(Sat) 13:47 

◆疲労の特効薬 


(アース×フェイ)


「フェイ、風呂出たぞ」

「分かりました…って、アースさん!?」

「?なんだ?」


読んでいた本から顔を上げたフェイが何故か赤くなりながら声を上げ、本を閉じて立ち上がり、真っ直ぐと俺の頭に手を伸ばしてくる


「なんて恰好してるんですか!それに、髪もびしょびしょで…ちゃんと拭かないと風邪を引いてしまいますよ!」


ムッと眉を寄せる
幼い子供を諌める母親の様な口調

ぽたぽたと水滴が垂れる髪は仕方ないとして、なんで恰好まで怒られたんだ?
問題はないはずなんだが…

そんな事を考えてる間に、髪を拭き終えた彼女の手がパジャマに掛かる


「ボタンもちゃんと閉めて下さい!…なんで一つも留めてないんですか」

「?すぐに脱ぐからに決まってるだろう」

「え??」


彼女の手を掴み、止める
すると意味が分からないと、きょとんとした顔をされてしまった

本当に分からないのか?


「…今日、仕事終わったよな?」

「はい、急なお仕事で徹夜も多くて…だから、無事に終わって良かったです」

「それで、明日から暫く休みだよな?」

「それは私が決める事ではないですが…そうですね、ゆっくり休まれた方がいいと思います」

「そうか、じゃあ早く部屋に戻ろう」

「え、はい、…そうです、ね??」


あれ?っと首を傾げる彼女の手を引いて部屋に戻り、ベッドに押し倒す
現状を把握出来ていないらしい彼女は不思議そうな顔をして俺を見上げている


「…俺が言うのも何だが、いいのか?」

「………え?…えぇ!?」


俺と自分とを交互に見た後、たっぷりと間を置いて漸く状況を理解したらしい

今さら気付いても遅いがな


「『脱ぐ』って、こういう事の為…?」

「他に何があるんだ?脱ぐのが面倒だから裸で出てきてもよかったんだぞ」

「そしたら警察呼びますよっ!」

「それが恋人に対しての態度か?」


真っ赤になって抵抗している

この状況で逃がす訳がないのにな


「疲れているんじゃないんですか?」

「疲れてる。だから癒されたい」

「っ…!」


耳元で囁く、出来るだけ甘く、低く

眠るよりも癒される彼女が、少しでも堕ちやすくなる様に





END

分かり難いですが、アースはパジャマのボタンを全開にしてました

疲れているから休んで欲しいフェイVSそんな事よりフェイで癒されたいアース

今回の勝者はアース

2011/11/29(Tue) 10:50 

◆毎日最初に出会う彼女 


アスフェ(23×15)


「ん…っ………すー……」


腕の中ですよすよと眠る恋人
時折むにゃむにゃと寝言?を言っては、ふにゃりと笑って、また静かな寝息を立てる

(可愛い…)

やっと義務教育を終えたばかりで、まだ幼い外見のせいと8才離れている事もあって犯罪者になった気分になることもあるが、俺の恋人という立場にいる少女


「…なにを言ってるんだか」

「ふみゅ…ぅ〜…」


言葉にならない寝言を言う唇は薄く開き、淡く色付いている

そういえば、まだキスまでしかしてないんだよなぁ


華奢で幼さを残す身体をしていても、女性としてしなやかに育っていく肢体

鎖骨をなぞり、掌に収まる胸に触れる


「っん…ぁ……」


控えめな反応を返し、唇からは甘い声が零れた


あぁ、やはり…足りない


「っん、…んんっ!ふぁ…?」

「…あぁ、起きたか」


唇を重ねて、呼吸を奪う

流石に目を覚ましてしまったが構わず、寝起きで抵抗の無い身体を組み敷く


「ふぁ…、ゃ…あっ…っ!」


息苦しさからか、目尻に涙を溜めた彼女がささやかな抵抗をし始めた


「んんーっ!ふ…っ、ゃ…はっ…!」


目元から涙が跡を残しながら落ちた
眉を寄せて、顔を赤くしている

苦しそうだ、流石に可哀想だな


「はぁ…はっ、……はぁ」

「すまない、苦しかっただろ」

「〜…っいぢわる」


荒い呼吸で真っ赤になったまま、彼女なりに精一杯の仕返しの言葉

随分と可愛い仕返しだ
まだまだ可愛い、何も知らない彼女だからこそ出来る仕返しだろう


「っ苦しかったです…すごく!」

「悪かったって」

「本当に思ってるんですか?」

「思ってるって」


教えてやりたい、色々な事を彼女に、否、まだ誰も知らない無垢な身体に


俺だけを、教え込ませたい

他の誰のものにもならないように、な



END

裏verに変更しました
前のは表のSSSに移動

一応義務教育は終えてますが、ちょっと手を出すのは控えませんかねアースさん?
そんなSSSになりました(笑)

……学パロですかね
同居生活長いし、卒業後は恋人として同棲生活になりましたからね〜
可愛い奥さまですね、アース先生

まだ表も書いてないのになぁ

2011/10/15(Sat) 02:59 

◆目を隠して見えるもの 

 
(アース×フェイ)


「フェイ、嫌なら無理はしなくていいんだぞ?」

「む、無理じゃ…ありません」

「…そうか。じゃあ、いいんだな?」

「っはい!…ど、どうぞ」


ぎゅっと目を瞑るフェイの目元を、長めの布で覆い、左耳の上で固く縛る


「キツくないか?」

「大丈夫、です…けど、」

「…どうした?」


か細く震える手がさ迷う様に伸ばされ、確かめるかのように腕に触れる


「ん……大丈夫、です」

「無理はしなくていいんだぞ?」

「っ…!無理なんてしてません!ただ少し…見えないと、不安で…」


ぎゅうっとシャツ握りしめる手に触れると、身体が強張り、微かに震えている

視界を遮られる不安と恐怖
これから、いくら回数を重ねてもフェイがなかなか慣れない行為をするというのに、羞恥も含めた様々な感情に懸命に耐えてくれる

俺に甘くて優しい愛しい存在を、少しでも安心させられるように


「これでどうだ?」


フェイの右手に指を絡める
確かめるように手を握った後、少し身体の力が抜けて、口元は柔らかく笑む


「…あの、ずっと繋いでいて下さぃ」


顔を上げたフェイと、目隠しがなければ真っ直ぐに絡み合っていたであろう視線

目隠しの最大の利点は、フェイがほんの少しだけ大胆になれる事だろうか

手を握り返して、額にキスをする
くすぐったそうに身を捩り、それでも、ねだるように服を引っ張る


「あっ…!」

「ん…どうした」

「え、あの、手…?が…」


手の平で、指先で、腹部をなぞる


「あ、んっ…や、ふっ」


甘く濡れた小さな声を漏らす
いつもより敏感に返される反応

見えない分、過敏になるんだろう


「本気で嫌な事はちゃんと言えよ」

「っ、あ…はぃ」


ぎゅっと握られた手に口付けて、しばらくは甘い彼女に酔い浸るとしよう



END

王道の健気に頑張るフェイ
裏だと悪魔(反抗的)か兎(積極的)のどっちかで、王道のフェイはラクガキのコメントくらいしかないからね
可愛くて仕方ないよね!本当襲いたい!←
 

2011/09/21(Wed) 15:56 

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