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□それでも好き。
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「腰上げて…」
「うん。」
ベッドに座っていた体を浮かせた。
シーツの汚れを確認するが、ひとつも見当たらない。
「今日は我慢出来たんだ。」
「うん…。」
「じゃあ、出していいよ。」
ベッドから下ろされ、フローリングの床に連れて来られペット用のトイレに座らせられる。
「……見ないで。」
「…どうして?」
「恥ずかしいから…。お願い…。」
「入れてるとこは見ていいのに、出してるところは見ちゃいけないなんて、おかしいじゃない。」
「いやっ、ホントに…これだけは嫌だから。」
裕也は鼻を鳴らした。
「夏紀も我が儘だね。僕たち、恋人同士でしょ。
セックスだって、何回もやって来たじゃない。
こんなのセックスよりずっと楽だろ。
なんたって…
生理現象なんだしさ。」
そう裕也がいい終わらない内に腹をグイグイと押された。
「ああぁっ…いたっ…。」
今まで我慢してきたものが、一気に出そうになった。
「あれ、夏紀。お前の中から出たがってるよ。それにすごくヒクヒクしてる…。」
「見ないでよ…、苦しぃ…もっ…。」
「手伝ってあげようか。」
「ふざけんなっあ゛…!」
いきなり裕也が夏紀を後ろから持ち上げた。
夏紀の両太ももを両手で持ち上げ、裕也の胸板に夏紀の体重をかけることになった。
「な…なに…?」
「いい加減出しなよ…」
夏紀の体は重力の法則によりどんどん裕也から滑り落ちてくる。
最後には尻をつきだした形になり、夏紀の我慢も限界に達していた。
「裕也…、やめて…」
我慢で腹が苦しい夏紀は
裕也に懇願するが、聞き入れてもらえる訳でもなく、ますます夏紀を追い詰める。
「夏紀、お腹に詰まって死んじゃうよ。」
「う、うるさぁ…い。」
裕也の顔色が変わった。
「そんなこと、俺にいっていいんだ?ねぇ、夏紀。」
裕也が夏紀の体を揺らし始める。
「あっ…あぁっ、出ちゃう…いやぁあっ。」
「ほら、便秘解消…。」
グチュグチュ、ジュッ――――
――――
夏紀の泣き叫ぶ声と体内に溜まっていたものが一気に放出した。
夏紀に与えられた小さなトイレには、固体と液体が降りかかる。
「ああ、すごいよ、夏紀。…綺麗だよ、夏紀。…好きだよ、夏紀。」
「あぁ、…ん…ん〜……はぁ…はぁ、はぁ。」
夏紀はへたりと体の力が抜けていくのが解った。
だがすべてを吐き出した小さな穴はまだヒクヒクと快感の余韻に浸り、痙攣していた。