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□子羊ハ夢ヲ見ル
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イエス様、イエス様…
僕をお救い下さい…







「神父様っ…僕の最期の、願いを聞いてください…」




「どうしたのかね、迷い子よ」




「僕を、…イエス様のように十字架に、お…掛けくださいぃ」


「…フンッ、最期の願いか、まだ死ぬには早いぞ。」




「…お願いです、お願いです、お願い、します。」



「分かった、分かった、しつこい、…叶えてやろう。」



神父は少年の痩せ細った身体を弄びながら適当に返事をした。少年の上を向く雄をしごくほどに締まりのよくなる蕾に抽挿を繰り返していると、ビクッと少年は吐精した。



目はうっすら開き一点を見つめ、尻の筋肉は弛緩し始め、だらだらただ排泄物と精液とが溢れ出した。

前からは勢いなくアンモニア臭を放つ液体が少年の腹を汚していた。


さすがに神父もこれ以上少年を犯す気にはなれなかった。単に
汚ならしいと思った訳ではなく、堕落した神父であったとしても神に仕えるもの、死人を犯すには気が引けた。



――**

教会の裏手にある雑木林。魔物がいる、と滅多に人が入らないそこに十字架が建った。

材木の余り木で作られた安易なそれに手足を結び付けられ飾られたのは死んだ少年。

神父は静かに少年の頭に小枝から作った冠を被せると少年の瞼を静かに下ろし、足早に教会へ戻った。






一人残った少年の顔は微笑んでいるかに見えた。





ただ、
イエスのように復活はしない事実を少年は知っていただろうか、いや




知っていた。







end.

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