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□可愛い恋人。
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「あ〜っ、あっ〜…。」


この双丘が堪らない。
白さを残した、柔らかさを追求した半円。

亀裂を開いてやると中には小さな口が顔をだす。口の回りはルージュで塗られたように紅い。


「綺麗だね、こんなアナル見たことないよ。」



「ふぁっ〜、…ン。」



柔らかい白に顔を落として隙間に舌を這わせる。

溜めていた唾液を付けてやると小さな口がヒクリと動いたのが解った。


「はぁ…はぁ…はぁ」

息が荒くなるのが分かる。肉に鼻を押し付けて舌先を秘口へ入れる。


中は丁寧に洗われていたため、あの排出器の独特の臭いを放たない、むしろ清潔な石鹸の匂いでいっぱいだった。


「あ〜、んっ、ンん…」


舌を出し入れしたり、回してやると気持ち良さそうな声を挙げた。
そのたびに舌が締め付けられて痺れてくる。


双丘を指で鷲掴みにして揉んでみる。綺麗な丘。真っ白な草原。
傷も、凹凸もないそれに歯形を付けたくなる。
何か一つでも俺の証を残したい。


そんな気分に駆られながらも舌の侵入を繰り返すと、ピクピクと痙攣し始めた。
開いたり閉じたり。
開くと中から透明な唾液が糸を引く。閉じると唾液の膜ができる。



「はぁっ、はぁっ…はぁっ…」



自分もそろそろ限界に近かったが、そんな事はどうでも良かった。

この目の前の恋人の恥ずかしい姿を想像しただけで、ズボンのフロントが張り、白濁液を滲ませた。



今日はたっぷり可愛がってあげたかった。
なんせ二週間も我慢させたんだから。





「透…、膝たてて、」



恋人は重たい膝を曲げ、ゆっくり腰を浮かせた。


秘口から汁が伝わり落ちた。そのスピードはのろく、股の内側でストップした。




「今日はおっきいの入れるよ。これ見える?」



あえて恋人に見てないように上がった腰の後ろに隠す。

「あっ……えない…見えない」



弱々しい声で啼く恋人。

こんなプラスチック突っ込んでやるより俺のを突っ込みたい。
また考えただけで射精した。


その赤いボディの筒状のプラスチックを秘口に押し当てる。


「んっ、って、まっ、てぇ」


太さに驚いたのだろうか。仲裁の声と同時に穴が強く閉ざされた。



「なに?大丈夫でしょ。この位。」



穴にはめられた経験のない俺には分からないが、攻める方としては穴がどれくらい広がるかなんてセックスで見てるからだいたい分かる。


標準を定め一気に入れてやる。

「はぅっ…〜ンン〜」


半分まで飲み込んだ。
少し時間を置いて慣らしてやる。

「はぁっ〜はぁっ〜」


息が落ち着いたのを見て
抽出を繰り返してやる。



「はぁ〜ぁ〜、あぁ〜」



無声音に近い音がする、透、透が哭いてる。



俺の恋人、透。


柔らかく色素の薄い灰色の髪の毛、闇を宿したような漆黒の瞳。それに逆らうような白い肌。全身に纏うシルクのベールは性器までをも優しく包む。
先端を紅く宿したそれは恋人の魅力を強く引き立てた。



「ま、も〜、ま、えも、弄って、総ぅ、まえ〜。」
呂律の回らない声で哀願された。

乱れた髪に、赤くなった白眼。体には汗が滲んでいる。

透、透。可愛い、透。



前と後ろを同時に犯す。

尿道に爪をたてて、ひたすら弄くり回す。あくまで先端だけ、丁寧に、乱暴に、淫らに。


「あ、ふぁっああっ!」

透の鳴き声と同時に
後孔の抽出がしやすくなった。
透の一番いいところに当たったのだ。


秘口からは血が流れる。


構わず、激しい抽出を繰り返す。前にも尿道口の小さな穴に指先をねじ込む。



双方の穴に愛撫を施すと、透の限界が見えてきた。


あぁああぁつっ!!」


叫び声と共に尿道からは薄黄色い液体が止めどなく流れ出る。

後孔からは赤い血が膝まで流れる出る。



血を嘗めてやると鉄分と石鹸の味がした。


へたりと倒れた恋人。目の焦点はズレきって、しきりに小刻みにぶれている。
こんなに汚れてまでも可愛い恋人。
犯しても犯しても、抱いても抱いても、治まらない自身の欲望。
もっともっとと求める俺と、君。



「俺のでしよ。」


既に幾度かの射精でどろどろになったズボンを下ろしながら尋ねる。


「総ぅ、そー、そ…。」


秘口や性器をベトベトにしながらも尻を持ち上げ、答える恋人。

開いたり秘口の中から粘膜のついた血が流れ出た。



ゆっくりと伝うそれは尻から膝まで赤い線を残した。




end.

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