小説

□僕はきっと負けるだろう
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いつもこの白いカーテンの隙間から見ていた。













「藤くん…そろそろ授業出ないとまずいんじゃないか…。いや、まだ大丈夫か…」





うーんうーんと唸りながら自問自答している愛しい人。










すっげえ嬉しい。











今先生は俺のことだけを考えている。











俺のことだけを。












「まだ先生方に何も言われてないから…うん、きっと大丈夫。寝かしてあげよう」





相変わらず甘い人だ。





でもわかってるよ。



あんたは俺だけに甘いわけじゃない。



みんなに惜しみなく甘いんだ。



だから俺だけのことを考えている時の先生を見て、叫びたいほど喜ぶんだよ。












(俺だけのものにしたい)


俺だけで脳がいっぱいになって欲しい。



俺だけを愛して欲しい。





そして…



ぐちゃぐちゃにしたい。











(自分の真っ黒な欲望には呆れるな)











先生許してね








「先生」としてあんたを見れない哀れな生徒を。





(今日も「真っ黒な欲望」と激闘する僕の残りHPはあと3)



fin.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄初ホケガミ小説…。ギャグを書くことに慣れたこの脳にはきつかった(泣)でも好きなもの・良いものを広めたいのさ!

…本音は誰か藤逸小説書いて私に萌えを提供してください(泣)萌えの自給自足の割合を減らさせてください(大泣)

お読み頂き感謝です!

2010.5.17
白羽翔

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