06/22の日記

17:28
ディーノ先生
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やまなしおちなしいみなしディーノ先生。ちょい長め?





(ディーノさん、すげえカッコイイ…!)

教室の片隅、綱吉はうっとりと瞳を細めた。
緊急事態の措置とはいえ、まさかディーノが自分の学校の教師になることがあるなんて。
自分の教室の教壇に立って流暢に英語を話すディーノはいつもより更に格好良くて、綺麗だ。
まるで夢のようだと、綱吉ははぁっと熱い息を吐いた。

(眼鏡もすっごい似合ってるし…)

少しでも教師らしく、とディーノが選んだアイテム。黒縁メガネ。
けれどそれはディーノを教師らしくみせるどころか、余計に綱吉を惹きつけた。
それを掛けるだけでディーノがいつもとは全く違う風に見えて、より綱吉をうっとりとさせるのかもしれない。
けれど、ディーノに注がれる熱い視線は綱吉だけではなく。
クラス中の女子達からも、熱い吐息と視線がディーノに注がれているのだった。

「っ!」

ぼうっとディーノを見つめていた綱吉が、急にはっと瞳を開いて体を強張らせる。
ディーノと、目が合った。
そして一瞬だけ自分に向けられたディーノの微笑み。
それだけで綱吉の顔は真っ赤に熱くなり、綱吉は慌ててそれを教科書で隠した。

(やばい…)

顔を隠したまま、もじもじと擦られる脚。
あれだけで、熱が昂ぶっていく気配。

(今朝のこと、思い出しちゃう…っ)

綱吉は必死に拳を握って唇を噛んだ。
これ以上熱が昂ぶらないように堪えなければいけないのに、今度は後ろまでヒクヒクと引き攣り始めてしまったからだ。

「ふあ…っ」

そのせいで後ろからじくじくと走った快感に、綱吉は思わず蕩けた息を吐き出した。
ああ、犯されている。感じる。
後ろにねっぷりと咥えこんでいる玩具に。



『あっ、ディーノさん…っ!ここ、学校…っ』
『だから何だよツナ。朝から一日中お前と同じ場所にいれるなんて、それだけで興奮してくるぜ』
『ん、ん…っ』

朝、登校した途端にディーノに捕まった。
人気のない準備室に連れ込まれ、壁に押し付けられながら荒々しく唇を奪われた。
この異質な状況と学校内という緊張感に余計に興奮を煽られ、綱吉はキスだけで見て分かる程に熱を昂ぶらせていた。

『朝からやらしいな、ツナは』
『はっ、でぃの、さ…っ』
『ディーノ先生、だろ?』

昂ぶった綱吉のものをスリスリと手の平で押し潰すように撫でながら、ディーノが笑う。
先生、というその単語だけで余計に熱くなる身体。

『ディーノ、せんせぇ…っ』

それはディーノも同じだった。
綱吉の甘く震える声に、ディーノの唇がいやらしく笑みを作る。
腕を掴まれたかと思えば、導かれたのはディーノの下肢。
既に昂ぶったディーノのものを、綱吉も手の平ですりすりと撫でさせられた。
ディーノの熱。こんな自分に、こんなにも興奮して。
綱吉は感じでいた。昂ぶった先からとろとろと恥ずかしいものがどんどん溢れてきてしまうことに。

『はは、まるで漏らしたみてーにぐちょぐちょだな。ツナ』
『ん…っ』

ズボンを下ろされ、それを早速ディーノに見られる。
先走りの染みこんだ下着とたっぷり濡れた太腿。
見られた羞恥に、綱吉が小さく震えた。

『こんなやらしい体で、帰るまで我慢出来んのか?』

下着を押し上げる先端を布越しに指で摘まれ、コリコリと何度も弄られる。
ディーノの声を耳に吹き込まれながら、じゅるじゅると卑しく耳の中を舌で舐められて。
更にどろっと蜜が溢れて余計に下着を汚してしまった。
今度は唇をいやらしく吸われながら、乳首も一緒にコリコリと指の腹で苛められると、綱吉にはこの熱い体を最後まで抑えきれる自信なんてもうなかった。

『そんな心配そうな顔すんなよツナ。先生がいいもの持ってきてやったから』
『っ!』

ニカッと爽やかな笑みを浮かべてディーノがポケットから取り出したものに、綱吉が目を丸める。
その笑顔には似つかわしくない、大きな粒の連なる後ろ用の大人の玩具。

『そ、そんなの無理ですっ!ディーノさんっ!』
『これ位咥えとかねーと、オレがずっと傍にいたらツナは我慢なんてできなくなっちまうだろ?』
『ん、んう…っ!』

それを証明するみたいに、ペロリと舐めたディーノの指が下着の中に侵入して綱吉の後ろへ挿入されると、綱吉の柔い肉はそれを簡単に受け入れて喜ぶようにきゅうきゅうっと締め付けてしまう。
しかもその刺激だけで綱吉には強い快感が走り、ぴゅうっと先走りを漏らしてディーノの服を汚してしまった。

『あ…っ、ごめ、ディーノさ…っ』
『ほら、我慢できねーだろ?』
『でもっ、そんなのいれたら…っ、んあぁっ!』

綱吉の制止など意味はなく、ディーノが指を抜きすぐに綱吉のそこに玩具を押し付ける。
先端の一粒をぷちゅっと押し込まれると、思わず体が反応してつぷつぷつぷんっとそれを一気に飲み込んでしまった。
まるで、我慢出来ずに一気飲みしてしまうみたいに。
綱吉の中で粒がこりゅこりゅと擦り合う感触と、それを自らきゅうっと締め付けてしまう肉の感覚。
こんな玩具に感じてしまうことが恥ずかしくて、でも腰が疼いてしまってたまらない。また、とろっと恥ずかしい汁が零れた。

『ああ、こんな美味そうに食っちまって』
『でぃのさっ、これっ、だめぇ…っ』
『大丈夫だ、すぐ馴染む。授業が終わったら…たっぷりオレの食わせてやるから』
『ん…っ』

優しく唇を吸われながら下着を戻される。
その最中にまた手のひらでディーノの熱いものを撫でさせられて、授業が終わった後のことを想像してしまって。
触れらてもいないのに白い熱がぴゅくぴゅくと飛び出して、綱吉はまたディーノの服を汚した。







(んっ…だめだ…っ)

綱吉は教科書で隠した顔を赤らめ、一人大きく身震いした。
今朝の出来事を鮮明に思い出したら、より熱の篭った息が乱れてズボンの中がしっとりと湿りだしてしまう気配。
尻の中のものが思い出したようにこりゅこりゅっと綱吉の中で暴れて、それは余計に顕著になる。

(おちんちん、たっちゃう…っ)

はふぅ、と熱い息が漏れた。
下着の中のものがビクビクと昂ぶり、ぐいぐいっと強く下着を押し上げる感覚。
乳首ももうぴんぴんに立ち上がり、シャツに軽く擦れるだけでじんじんと痺れてしまう。
感じる。感じてしまう。
綱吉がそれを必死に堪え様とまた唇を噛んだ瞬間。

「っ!」

綱吉をハッとさせたのは、チャイムの音だった。
その音に綱吉が慌てて顔を上げると、また、ディーノと目が合った。

「沢田」
「ふぁ、ふぁいっ!?」

まさかそのままディーノに名前を呼ばれるだなんて思わず、綱吉が混乱して呂律を乱す。
ディーノはにっこりと微笑んだ。

「授業が終わったら俺んとこに来い」
「えっ!?」
「お前だけ、赤点だ」

ニカッと歯を見せて爽やかに笑うディーノの言葉に、どっと笑いが沸く教室内。
もしかしてこの場で愛の告白でもされてしまうんじゃ…!なんて一瞬でも思ってしまった自分が恥ずかしい。
まさかの内容に、綱吉は違う意味で再び顔を真っ赤にした。
おかげさまで、あんなに昂ぶっていたものはすっかり収まったけれど。





(もう、ディーノさんってばひどいよ)
「いいなー!沢田君。ディーノ先生に呼び出しなんてー」
「私もディーノ先生に呼び出しされたいー!」

さっきのことを思い出してため息を吐いていると、珍しく女子達が綱吉の机の周りに駆け寄ってくる。
はしゃぐ女子達の言葉に、綱吉は感じていた。

(やっぱりディーノさん、女の子にすごい人気だ…!)

胸が躍る。わくわくする。

(そんなかっこよくてモテモテなディーノさんが…)

そして思いだしたように疼き始める腰。
綱吉が感じたのは確かな高揚感と。

(俺にこんなことして興奮するなんて!)

優越感だった。







「よっ、きたな。ツナ」
「ディーノせんせ…んぅっ!」

部屋に入った瞬間、綱吉は朝と同じように壁に押し付けられて唇を貪られていた。
さっきまであんなに爽やかだったディーノの面影などどこにもなく、獣の様にギラついた瞳で荒々しく唇を噛んで食まれる。
口内をぐちょぐちょにかき回されて、痛いほどに吸い上げられる舌。
互いのものが混じった唾液がだらだらと首筋まで垂れていく。

「んっ、は…ぁっ」
「ああ、やっとツナにキスできた」

ようやく満足したらしいディーノから解放され、綱吉が蕩けた瞳で呼吸を整える。
ちゅ、ちゅと今度は軽くキスされながら髪を撫でられ、綱吉はたまらずディーノに抱きついた。
しっかりと抱き返してくれる腕。ディーノの匂い。暖かくて、心地いい。

「授業中でもやらしい顔しやがって。お前、いつもあんななのか?」
「ちがっ……って、ディーノさん、オレのこと見てたんですか?」
「当たり前だろ。オレはいつだってツナのこと見てるぜ。ツナは可愛いから、いつだって…授業中だって心配してる」
「ディーノさんっ」

ディーノの言葉が嬉しくて、思わず表情がにやける。
更にぎゅうっと抱きつくと、そっと顔を上げられて優しくキスをされた。
それだけなのに、こんなにも優しいキスなのに、もう綱吉の下着の中はぐしょぐしょになっていた。

「でも、心配なんていらないですよ。オレのことそんな風に見てるの、ディーノさんだけですから」
「そんな風って、どんなだよ」

抱きついていた体をそっと引き離されて、ニヤリと笑むディーノに正面から見つめられる。
ディーノ言葉に、綱吉は戸惑うことなくカチャカチャとベルトを外し始めた。
この間にもどんどん熱くなっていく体。

「こ、こんな…ですっ」

綱吉ははぁっと熱い息を吐き出した。
ベルトを外し、一気にズボンと下着をずり下ろす。
ぷるんと跳ねた綱吉の昂ぶったもの。
先走りで、袋の方までぐっしょりと濡れて。
恥ずかしい。でも、ディーノに見て欲しくてたまらなかった。
ディーノの視線に、またこぼれる。

「はは、もうどろどろじゃねーか。よく我慢したな」
「オレずっと、ディーノさんのことっ、考えてて…っ」
「可愛い、ツナ」
「ん…っ」

綱吉を抱き寄せ、キスしながらゆるゆると熱を扱く。
それだけで綱吉は甘く鳴いて、ディーノ手もすぐにどろどろに汚した。

「ずっとこれが欲しかったのか?ツナ」
「ほし、です…ディーノさんの…っ」

綱吉の手を掴んでまた己の熱に触れさせると、綱吉の瞳がうっとりと蕩けて自分からすりすりと熱を昂ぶらせるように撫でてくる。
ディーノもベルトを外した。
すると綱吉からまた熱い息が漏れて、自然に膝を折ったかと思えば蕩けた瞳のままそこに頬擦りする。
すりすりと大切なものにそうするみたいに。
ディーノのものも、もうすっかり熱く昂ぶっていた。

「ん…っ、ん…!」
「うまいか?ツナ」

そうして綱吉が口いっぱいにディーノを頬ばるまで時間はかからなかった。
袋を手のひらで転がすように撫でながら、窄めた口で飽きることなくちゅぽちゅぽといやらしい音を立ててディーノを深く吸い上げる。
ディーノがその髪を撫でてると、綱吉がディーノの先端をちろちろと舌先で舐めながら嬉しそうに瞳を細めた。

「はひ、でぃのさんの、おいし、ですっ」
「…我慢できなくなんだろ、ツナ」

切羽詰った表情のディーノがまた綱吉の体を引き離す。
綱吉を立たせてその後ろに回された指が、何かを引っ掛けて。

「んううううっ!」

綱吉はディーノに縋り付きながらとぴゅとぴゅと射精した。
ディーノの指が綱吉の中から一気に引き抜いたもの。
綱吉の体液でねっとりと濡れた玩具。
ごりゅごりゅごりゅっと玩具に中を犯され、その激しい刺激に耐え切れなかった。

「こらツナ。あんま声出したらバレちまうだろ?」
「だっ、だって…」

ここが学校だと解っていても、どうしても声を我慢なんて出来ない。
とは言ってもディーノもそこまで深刻に考えている訳でもなく、綱吉の唇をキスで塞ぐ。
そしてそのまま近くの机に綱吉を押し倒し、ぐっと昂ぶったものを綱吉へ押し付けた。
跳ねる綱吉の体を、強く強く抱きしめる。

「んっ、んんんんううううっ!」

そのまま、ディーノは綱吉の中に一気に熱を埋め込んだ。
綱吉の声をキスで埋めながら、ぐりゅぐりゅと綱吉の奥深くを削るように腰を回していく。

「はっ、声ダメだって言ってんだろっ、ツナ…」
「ら、らって…ぇ」
「んっ、こーら、そんないきなり締め付けんなって」
「ふぁ…っ」

気持ちよすぎて、理性なんて利かない。
もっと欲しくてたまらなくて、自分からくねくねといやらしく腰を振ってしまう位に。
自分をいっぱいに埋めるディーノの太くて大きなものが嬉しくて、自然にきゅうきゅうっとたくさん締め付けてしまう。
留まることを知らない綱吉の先走りは、ぽたぽたと垂れ続けてたっぷりとへそに溜まり、そこから流れたものが机も汚し始めていた。

「んっ、はぁっ!でぃーのさっ、でぃーのさぁん…っ!」
「ツナ。そんな可愛いのも、禁止」
「んうっ!んっ!」

またキスで唇を塞がれながら、ぐちゅぐちゅと中をかき回される。
塞がれても漏れてしまう声。
止まらない。抑えられない。
けれど、そうしていつものように楽しみ始めた二人の体が、一気に強張った。

「…やべーな。隣の部屋に誰か来ちまった」

誰も来ないと思っていた隣の部屋から、物音と人の声。
危機感を感じたディーノがとりあえず綱吉から体を離そうとすると、それを阻止するように、綱吉の腕がぎゅうっとディーノの背中に回された。
絶対に自分よりも焦って混乱するとディーノが思っていた綱吉は、笑っていた。
ディーノの下で、にんまりと、らしくない微笑で。

「今オレがおっきな声出しちゃったら…先生、大変ですね」

笑みを含んだ声。
ディーノに回された綱吉の腕が、更に強くなる。
ディーノの逃さないとするみたいに。

「モテモテで完璧なディーノ先生が、男子生徒の、しかもこんなオレに手を出すなんて…」

へんたい。
声のない綱吉の唇がそう言った。
楽しそうに笑ったまま。
ディーノは感じる。
己の熱が、綱吉の中で更に更に熱く硬くなるのを。

「ふっん…でぃのさ、おっきくなったぁ…」
「俺のちんぽ美味そうに食って嬉しそうな顔しながらんなこと言いやがって」

どっちが変態だよ、と楽しげにディーノが綱吉の口端からはしたなく垂れた唾液を舐め上げる。
最奥を突くように、またぐっと腰を押し付けながら。

「んううぅ…っ!」
「なら、やってみるか?ツナ」

そのままごりゅごりゅ綱吉の感じる部分を押し上げる。
ぞくぞくと腰から広がる甘い波。まただらっと涎がこぼれて。
綱吉は必死に唇を噛み、慌てて口を手で押さえようとする。今度こそ本当にやばそうだった。
けれどその手を、ディーノが退けようとする。

「はっ、でぃの、さ…っ!」
「オレはバレたって構わねーぜ?むしろ、見せ付けてやってもいい」

綱吉は声を抑えることに必死になっていた。
綱吉の手を頭の上でヒトツに拘束したディーノが、本当に綱吉に声を上げさせるように容赦なくずちゅずちゅと出し入れを始めたからだ。
その度にずりずりと肉が擦られて奥をぐりぐりと押し潰され、快感が走る。ぞくぞくする。たまらない。

「こんな可愛いツナを抱けんのは、オレだけだってな」
「ディーノさん…っ」

耳元で囁かれた言葉。
綱吉は我慢出来ずにディーノの腕を振り払ってディーノにぎゅうっと抱きつき、びゅくびゅくと勢いよく射精した。








「…オレ、嬉しくて自慢したかったんです。こんなにかっこよくて、女の子にモテモテのディーノさんが、こんなオレのこと好きなんだって」

全てを吐き出して、ディーノを中で受け止めて。
ようやく息の整った綱吉が、まだディーノの腕の中で小さな声で呟いた。
そんな綱吉の頭を撫で、ディーノが困ったように笑う。

「さっきからこんなこんなって…自分をそんな風に言うのはやめろ、ツナ」
「だって…」

いつも、自信がないから。
どうしてこんな自分がこんな素敵なディーノに愛されているのかわからないから。
でも、それを誰かに自慢したくて仕方ないなんて。
なんて嫌な奴なんだろう、と綱吉が自己嫌悪にしゅんと肩を落とす。

「ツナ」

ディーノがそんな綱吉の手をきゅっと握り、その白い甲にキスをする。
そして、その手をまた導いた。
さっき出したばかりなはずなのに、萎えることを知らずにまた昂ぶってしまっている己の熱に。

「オレをこんなにしちまうのは、ツナだけなんだから」

そう、綱吉の傍にいる時だけだ。
本当にただの獣ように、何度も何度も欲しくなるのは。
誰でもない、綱吉だからだ。

「ディーノさん…っ」

そんな場所を触らされて、本当は赤面する場面なのかもしれないけれど。
綱吉は嬉しくて仕方なかった。
そして、ひどく安堵した。
瞳が滲み出してしまう気配に、それを隠すように。
綱吉はディーノにぎゅうっと抱きついた。

「オレは、ツナ。お前が好きなんだぜ」

すぐに同じようにぎゅっと抱き返してくれる腕の温かさに、少しだけ。
綱吉は自分に自信が持てた気がした。

end





謎のいい話風エンド

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