06/12の日記

01:44
しろつな
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「白蘭!この人達は関係ないだろ…!?解放しろっ!」
「ダーメだよ。彼らはボンゴレに加担したんだから。見せしめに、ちゃーんと処刑しないと♪」

今、綱吉は白蘭に捕まって捕虜とされていた。
そんな綱吉が手枷を嵌められ連れてこられた部屋のガラス越しには、瞳に生気を失ったたくさんの人達。
彼らもまた、白蘭に捕らえられた捕虜達だった。
綱吉はもちろん、必死に彼らの解放を願った。
当たり前のように、白蘭に即効却下されたとしても。

「ふふ、彼らを助けたいかい?綱吉クン」

けれど、綱吉の頬をねっとりと撫でながらふと白蘭の瞳が緩む。
綱吉は余計に体を強張らせ、息を飲んだ。嫌な予感がする。
そんな綱吉を笑って、白蘭の指がまた綱吉の頬を撫でていく。

「助けたいなら…僕の言うことを聞くいい子になろう♪」
「な…っ、やめ…っ!」

拘束された綱吉の腕が暴れる。
白蘭がいきなり、綱吉が着ているシャツを脱がそうとしたからだ。

「大丈夫だよ、ちゃんと向こうからはこっちが見えないようになってるから」
「そういう問題じゃ…っ!」
「あは。君が僕に逆らう。その意味、わかるよね?」
「…っ」

白蘭に顎を掴まれ、ガラスの向こうの捕虜達の姿を見せられる。
そうだ、ここで白蘭に逆らうその意味は。

「そう、物分りのいい子は好きだよ。僕の言うことをちゃんと聞けば、彼らも悪いようにはしないさ」
「…っ」

そう言われてしまうと、綱吉はもう抵抗など出来なかった。
悔しくても、恥ずかしくても、上機嫌な白蘭の指に服を脱がされていくのをただ眺めていることしか。

「んー想像通り。ピンクでちっちゃくて可愛い乳首ちゃんだ♪」
「っ、…っ!」

綱吉は強く唇を噛んだ。
白蘭の指が不意につんつんと乳首を突ついきて、おかしな声が出てしまいそうだった。
その後も楽しそうな白蘭が乳首を指ですりすりと擦りながら、今度はベルトに手をかけてくる。
綱吉はたまらず唇を開いた。

「し、下は…っ!んっ!」

乳首をきゅっと摘み上げられると、またおかしな声が出そうになってしまう。
叫びを中断された綱吉の耳元で、白蘭の囁き。

「じゃあ、彼らはいいの?」
「っ!」

やっぱり、それを言われてしまうとどうしようもない。
綱吉はまた唇を噛んだ。
ずるり、と下着と一緒にズボンを一気にずりおろされながら。
外気に晒される肌寒さ。足は、がくがくと震えていた。

「あは♪これは見られちゃうの嫌だったよねぇ?」

白蘭の笑いを含んだ声。全身を舐め回しような、じっとりと粘つく視線。
あまりの恥ずかしさに、綱吉は足だけでなく全身を震わせ、耳まで真っ赤にする。

「こーんな、短小皮かぶりち○ぽじゃねぇ?」
「んっ!」

羞恥と急な刺激に、綱吉の体がビクンと大きく跳ねた。
にやにやと笑む白蘭の指の中には、綱吉の萎えきったそれ。
しかもそのままむにゅむにゅと袋ごと揉まれると、腰にむず痒い痺れが走っておかしくなってしまいそうになる。
嫌々と綱吉が体を捻っても、もちろん何の意味ない。

「まさか綱吉クンって童貞?なにこの恥ずかしいち○ぽ。よく出せたねこんなの」
「ん、ん…っ!」

白蘭が出せと命令した癖に。
けれど、辱める言葉に綱吉は何も返すことができない。
むしろ、茎を手のひらで包んですりすりと扱く白蘭の動きに腰がまた痺れてしまう。
きゅうっと空いた片手で乳首を摘まれると、その痺れが酷くなる気がした。

「さて。じゃあ、僕にお尻向けて四つん這いになってくれる?」

綱吉の体で遊んでいた白蘭の指が綱吉の手枷を外して腰を押し、両手を床に付くように促してくる。
言う通り四つん這いの姿勢になると、すぐに白蘭が覆いかぶさってきた。乱暴に綱吉の尻肉を掴んで揉みながら。

「このままおねだりするんだ。自分で後ろを広げながら、ここに僕のおちん○んくださいって大きな声でね」
「っ!」

むにむにと尻を揉む指が、左右にぐっと綱吉の尻を押し広げた。
いきなりのことに綱吉の孔がひくひくと引き攣り、白蘭がそれを指摘して笑う。
恥ずかしい。死んでしまいそうな程の羞恥。
けれど綱吉がそれから逃れる術はないし、白蘭は止まらない。

「そのままやってもつまんないから、犬みたいにお尻を一生懸命ふりふり振りながらね♪」
「そ、そんなっ…ことっ」

出来ない。出来る訳がない。

「じゃあ、いいの?」

けれど、またその言葉。
白蘭には逆らえないことを再び思い知らされる。
自分の羞恥よりも、今は優先しなければいけないものがある。
綱吉は唇を噛んだ。潤んだ視界で、助けなければいけない捕虜達を見つめながら。
綱吉の覚悟を悟った白蘭が笑う。いい子だとまた綱吉の尻を掴んで揉みながら。

「僕がいいって言うまで、ちゃーんと可愛くお尻をふりふりしてないとダメだよ♪いいね?」
「っ!」

最後にパシンと綱吉の尻を平手で叩き、白蘭は綱吉から身を離した。
それは、やれという白蘭の合図だ。
綱吉の息が上がる。手が体が震える。
けれど、やらなければいけない。
綱吉の指が自分の尻肉を掴んだ。そのまま、それを左右に広げていく。
自然にひくひくっと動いてしまう窪みに、羞恥が更に煽られる。
白蘭の視線。捕虜達の存在。留まる事を知らずに膨れ上がる羞恥。
でも必死にそれを押さえ込んで、唇を開いていく。

「く、ください…っ、白蘭のおち○ちんっ、ここにくださいっ!」

白蘭に言われた通り、必死にふりふりと左右に尻を振りながら掠れた声で言った。
自分で思い切り尻を広げて、その孔を見せながら。

「あはっ!喜んでる犬みたいですごく可愛いよ綱吉クン。そんなに僕のコレが欲しいのかぁ♪」
「…っ」

そんな訳なんてないけれど、否定するような気力もない。
白蘭の許しが出るまで、こうしてずっと犬の様に尻を振り続けていなければいけないのだから。

「ほら、もっと欲しい言ってごらん。もっともっとおねだりしないと」
「んっ!」

また、ぱぁんと大きな音を立てて尻を平手で打たれて綱吉が跳ねた。
じんじんと痺れる尻をまた左右にふりふりと大きく振って。
開かれる唇。

「お…っ、お○んちん!おち○ちん欲しいっ!白蘭のおち○ちん、ここに欲しいっ!」

もう自棄だった。
こうすることでたくさんの命が救えるのだと、必死に自分に言い聞かせながら叫んだ。
向こうからは見えないと解っていても恥ずかしくてたまらなくて、額を床にこすり付けるように俯かせていた顔。
その綱吉の頬に、白蘭の指が触れる。

「綱吉クン。ほら、彼らの顔を見てごらん」

白蘭の指に促されるように顔を上げ、綱吉はガラスの向こうの捕虜達の姿を見た。
そしてその瞬間、綱吉は瞳を見開き、停止した。

「わかる?みーんな、綱吉クンを軽蔑した目で見てるよ?」

向こうから、こっちは見えていない筈なのに。
白蘭の言う通り、こんな羞恥を受け入れてまで助けた人達に、綱吉は今白い目を向けられていた。

「な、んで…」

意味がわからない。理解が出来ない。
綱吉はただ呆然と、床へぐしゃりと崩れ落ちた。

「あはっ、ごめんごめん言い忘れてた♪途中から、向こうにもこっちが見えるようになってたんだ。綱吉クンが僕のおち○ちん欲しいって叫んだ辺りからかなぁ?」
「な…っ」

平然とそんなことを言う白蘭の言葉が信じられない。
まさか、全て見られていたなんて。あんな恥ずかしくて情けない姿を、全部。
綱吉は感じでいた。自分の全てが、今ガラガラと音を立てて崩れていくのを。

「捕虜達の前で敵のボスに尻振ってち○ぽねだるとか最低だね。人間のクズだ」
「そんな…っ、お、オレは…っ」

そんなことあるはずがない。捕虜達のためにこの決断をした綱吉が最低であるはずなど。
けれど、崩れてしまった綱吉には全ての言葉が入ってきてしまう。
その隙間を埋めるように、白蘭の言葉が。
ここは、白蘭が絶対の世界だ。

「ちが、ちがう…っ、オレは…っ!オレは、皆のためにっ!」
「お尻ふりふりして僕のち○ぽ欲しがったんだよね?その結果がコレだろ?」
「…っ!!」

白蘭の言葉に更にどん底に突き落とされる。
動転して混乱した綱吉には、もうまともな思考など残っていなかった。ましてや白蘭に対抗する術など。
何を言っても、自分に向けられるこの白い視線が変わることはないのだ。
白蘭の言う通り、自分は最低な人間なのだ。
こんなはしたなくて恥ずかしくて、情けない。
つつ、と綱吉の瞳から耐え切れずに涙が溢れた。
もう何も考えられなくて、考えたくなくて、綱吉はそのまま声をあげて泣いた。そうすることしか出来なかった。

「ああ…なんて可哀想な綱吉クン」

そんな綱吉にそっと手を差し伸べるのは。
その体を優しく抱き上げるのは。
もちろん、綱吉を辱めて貶めた白蘭その人だ。

「折角皆を助けてあげようとこんなに頑張ったのに、あんな目で見られて」

優しい声と言葉と、暖かい体温。
それが崩れた場所に染み込んで、狂ってしまいそうになる。

「でも大丈夫だよ。僕が君を慰めてあげる。助けてあげる」

白蘭が、白蘭だけが救いなんだと。

「そう。僕だけが、君を」

そっと唇に触れた白蘭の唇は柔らかく、暖かい。
気持ちいい。
ああ、本当に狂ってしまったんだと綱吉は白蘭の腕の中で目を閉じた。

end

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