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□光さす部屋
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「綱吉。お前ももう24だ。わかってるよな?」

「帰ってきなさい。どうせ、結婚の予定もないんでしょう?」

「いい加減、身を固める心構えをしろ」


幼い頃から自分を縛り付ける両親に反発し、上京して数年。
敷かれたレールの上を歩きたくないだなんて、笑えたものだ。


何も変わらなかった。
変えられなかった。


結局、今も昔も。
死んだように、ただ生きているだけなのだと。


…思っていた。










【光りさす部屋】










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