テニスの王子様小説

□"一石二鳥"や!!
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「坊ちゃん、朝ですよ」
「んー………」
「…起きないなら、この間のテストの点…旦那様や奥様に…」
「わー!!起きる!!起きるから!!」
「おはようございます。坊ちゃん。着替えを此処に置いておきますから、着替えてリビングにお越しください。朝食の準備をしておきますので」










………。
おはようございます……。



遠山金太郎です。

さっき起こしてったのはワイの…従者のはずやねんけどなぁ……。

名前は越前リョーマ…や。







最近はこの間のテストの点でワイが悪い点を取ったのを脅しに使うようになってきた。


おかんにもおとんにも見せてへんのをリョーマ、知っとるから。






「ホンマ…リョーマ意地悪やわ……」
「無駄口叩いてないで急いでもらえます?坊ちゃん」
「ぅわっ!!いつの間に!?」
「さっきから呼んでますよ。せっかく、シェフが坊ちゃんの為に心を込めて作った料理が冷めて、美味しくなくなっちゃいますよ?」
「え、それはあかん!!」
「なら、急いでくださいよ。あ、まさか着替えさせて欲しいとかじゃないですよね?気持ち悪い」
「気持ち悪い!?なんちゅー言い草やねん!!仮にもお前の主やで!?」
「主とは思えないほどのテストの点だったので、失念してました」
「ぅ………」





ホンマに、お前はワイの従者なんか!?



ありえへんほど毒舌やんか!!








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