薄桜鬼小説
□こんな日は―――
2ページ/6ページ
なんとか、暴れる一君を僕の部屋に連れ込む。
総「水持ってくるから、一君…。ここで大人しくしててね?」
一「……うん……////」
あれ?素直になった。
どうしたんだろう…?
一「……そうじ……///」
総「!どうしたの?一君」
一「…さむい…////」
総「え?」
一「…さむいのだ……////それ、かしてくれ」
そういって、一君が指差したのは僕がいつも着ている朱色っぽい羽織。
総「え、これ?んー、いいけど、大人しくしてられる?」
一「うん!////」
総「!!////」
普段、全然笑わない一君がにっこりと笑う。
酔ってて赤くなってる顔で普段見ない笑顔で……。
ときめかずにいられるやつなんかいるんだろうか……?
総「じ、じゃあ行って来るから待っててね!////」
タッ!
バッと羽織を一君に渡し、走って部屋を出て行く。
出て行かないと、一君になんかしちゃいそうだよ…////
一君とは仲間という関係以外ないのに……。
そんなのしちゃ……絶対に嫌われる…っ!
.