名言?迷言?集

8件

【悪意九十七キロで、私の暴言は錬成されているわ (あくい)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦とのやり取りの中での一幕。


目を突かれた。
「失明するだろうが!」
「失言するからよ」
「何だその等価交換は!?」
「銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七キロで、私の暴言は錬成されているわ」
「ほとんど悪意じゃねえかよ!」


「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』46頁

【好奇心というのは全くゴキブリみたいね (こうきしん)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦に向けた発言。


「好奇心というのは全くゴキブリみたいね――人の触れられたくない秘密ばかりに、こぞって寄ってくる。鬱陶しくてたまらないわ。神経に触れるのよ、つまらない虫けらごときが」
「……お、おい――」


「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』22頁

【あら。阿良々木くん、右腕に時計をしているのね (とけい)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦とのやり取りの中での発言


「あら。阿良々木くん、右腕に時計をしているのね」
「ん? あ、うん」
「ひねくれ者なの?」
「先に左利きかどうかを訊け!」
「そう。で、どうなのかしら」
「…………」
ひねくれ者だった。


「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』43頁

【いいのよ。私が悩めばいいことなのだから。 (なやみ)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦に向けた発言


「いいのよ。私が悩めばいいことなのだから。」
「ふうん。ま、そうだな」
そうなのだった。
お互いに、そう。
「そうよ。全くそう。それに、悩めるだけの知性がある分、私は幸せなのだから。」
「……どこかに悩めるだけの知性がない分、不幸せな奴がいるみたいな言い方をするんだな」
「阿良々木くんは馬鹿だわ」
「直接言いやがった!」


「まよいマイマイ」
『化物語(上)』108頁

【何でもは知らないわよ。知ってることだけ (なんでも)】
羽川翼の、阿良々木暦に向けた発言。


「お前は何でも知ってるな……」
「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」


初出は、以下。

「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』13頁

【馬脚を露わしたわね、阿良々木くん。 (ばきゃくをあらわす)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦に向けた発言。


「やれやれ、馬脚を露わしたわね、阿良々木くん。全く、あなたに知識というものを少しでも期待してしまった私が軽率だったわ」
「お前、僕の頭がすごく悪いと思っているだろう」
「何故気付いたのっ!?」
「真顔で驚かれた!」


「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』71頁

【不死身って便利そうねって言われたら、傷つく? (ふじみ)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦に向けた発言。


「不死身って便利そうねって言われたら、傷つく?」
戦場ヶ原の質問。
僕は答えた。
「今は、そうでもない」


「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』41頁

【わたしのこと、きっと、守ってね (まもる)】
戦場ヶ原ひたぎの、阿良々木暦に向けた発言


「阿良々木くん」
戦場ヶ原がすかさず言った。
「わたしのこと、きっと、守ってね」
「何故いきなりお姫さまキャラに!?」
「いいじゃない。どうせあなたみたいな人間、明日くらいには自殺する予定なんでしょう?」
「一瞬でキャラが崩れた!」


「ひたぎクラブ」
『化物語(上)』78頁



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